事業名 | ホスピスに関する調査研究 |
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団体名 | 日本財団 (The Nippon Foundation) |
団体名ふりがな | にっぽんざいだん |
協力団体名 |
ライフ・プランニング・センター
笹川保健財団 |
年度 | 2002年度 |
事業種別 | 自主事業 |
実施地域 |
アジア |
実施国 |
日本 |
事業金額 | 事業費:¥12,051,356 |
事業内容 |
◇実施の内容◇
1.ホスピスに関する啓発活動 (1)memento mori北海道 2002 〜「死」をみつめ「今」を生きる〜 a.日時:2002年6月2日 b.場所:旭川市 旭川市民文化センター c.主催:日本財団/共催:(財)笹川医学医療研究財団/(財)ライフ・プランニング・センター d.参加費:1,000円 e.参加者数:約1,000名 北海道を中心として隣接県より、臨床関係者、看護系専門学校生、大学生、福祉関係者、一般等幅広い年代層からの参加があった。 (2)memento mori 広島 2002 〜「死」をみつめ「今」を生きる〜 a.日時:2002年6月22日 b.場所:宮島競艇場 イベントホール c.主催:日本財団/共催:(財)笹川医学医療研究財団/(財)ライフ・プランニング・センター d.参加費:1,000円 e.参加者数:約1,100名 広島県内を中心として隣接県より、一般、その他臨床関係者、その他看護系専門学校生、大学生、福祉関係者等幅広い年代層からの参加があった。 2.座談会の開催 (1)日時:2002年6月6日 (2)場所:日本財団ビル (3)内容:認定看護師教育課程ホスピスケアコース受講生との意見交換等 3.ホスピスナース研修会の開催 (1)日時:2003年3月13・14日 (2)場所:日本財団ビル (3)内容:海外から講師を招き、過去養成したホスピスナースに対しての研修 ◇実施の方法◇ 1.ホスピスに関する啓発活動 国内の著名人、ホスピス関係者等で講師・パネリストを構成し、内容に関する打ち合わせ・調整を行い、身近な問題として提起した。 2.座談会の開催 当財団の受講生を招き、実施した。 3.ホスピスナース研修会の開催 当財団にホスピスナースを招き、実施した。 ◇本事業の成果◇ 1.ホスピスに関する啓発活動 近年、医療の発達、高齢化の進行で治癒不可能な疾患の終末期が長くなり、その時期の本人および家族のQOLのあり方が問われるようになった。つまり、いかに良いかたちで最期の時を過ごし、死を迎えるかが、今日重要な課題となっている。 このような状況下、終末期のQOL向上のための方策の一つとしてホスピス・緩和ケアに注目し、ホスピス研究会を設け、啓発活動や人材育成に積極的に取り組んでいるところである。さらに、本セミナーにより、死を迎えることについて広く多角度から考察を加え、望ましいかたちで最期を迎えるための課題および方策を示すことにより、ホスピス・緩和ケアの理念を広く一般に広めることができた。 2.座談会の開催 当財団では、(社)日本看護協会と協力して、ホスピス・緩和ケアにおける質の高い看護者の養成を目的として、「ホスピスナース養成研修」事業を実施している。そこで事業を今後より評価の高い事業として進めるため、2002年度認定看護師教育課程ホスピスケアコース受講生20名等を招き、広く意見を求めて座談会を実施した。 受講生たちの研修における看護の現場での体験談等は大変貴重であり、それを聞くことのできた本座談会は、非常に意義の深いものとなった。今後、当財団がホスピス関連事業を実施していく上での方向性が得られた。 3.ホスピスナース研修会の開催 ホスピス・緩和ケアとは、終末期にある患者らの生活の質の向上を目的として、様々な専門家が協力して作ったチームにより、患者と家族が可能な限り人間らしく快適な生活を送れるように提供されるケアを意味する。 しかしながら、ホスピスで働くスタッフの質・量の不足の問題は深刻なため、当財団は1998年度から2002年度末まで約600名のホスピスナースを養成してきた。そのうちの約80名が今回研修会に出席し、今回自分自身のケアの向上に取り組んだことは、今後のホスピス運動の普及に大きく寄与すると思われる。 |
成果物 | |
備考 |