事業名 | 海洋・船舶の実情調査及び研究等 |
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団体名 | 日本財団 (The Nippon Foundation) |
団体名ふりがな | にっぽんざいだん |
協力団体名 | |
年度 | 2001年度 |
事業種別 | 自主事業 |
実施地域 |
アジア ヨーロッパ |
実施国 |
インドネシア マレーシア 日本 フランス |
事業金額 | 事業費:¥51,490,553 |
事業内容 |
1.海洋・船舶関係の実情調査等
(1)出張:国内59回、海外9回 (2)内容: a.造船及び関連企業等での情報収集 b.2001年度助成事業の実情調査 c.2002年度助成事業の現地調査ほか 2.観天望気に関する調査研究 a.実施内容:海洋気象に関する観天望気の基礎調査 b.調 査 先:(財)海上保安協会防犯指導委員・海洋環境推進員1,256人、及び全国海事博物館1,494施設 3.杉の樹皮を利用した流出油回収と処理法の調査研究 (1)杉の皮を使った流出油回収技術の機能向上と微生物分解処理技術の開発研究 a.委託内容:油吸着材としての機能向上(吸油能力、耐水性等)、微生物分解処理(処理条件等)等について実施した。 b.委 託 先:(財)大分県産業創造機構及び大分県産業科学技術センター (2)高粘度油の流出対応に関する第3回国際研究開発フォーラムへの資金協力 a.主催者:IMO(国際海事機関) b.開催日:2002年3月11日〜13日 c.場 所:ブレスト(フランス) 4.海賊対策に係る調査研究 (1)海賊被害の実態調査(アンケート) a.対象期間:2000年1月〜12月及び2001年1月〜3月 b.調 査 先:国内の船会社145社 (2)マラッカ海峡利用に関する非公式会合の開催 a.実施日:2001年5月10日 b.場 所:海洋船舶ビル10階ホール(旧・日本財団ビル) c.参加者:日本、中国、韓国の海洋法学者及び船社、団体等 (3)IMB海賊対策会議への資金協力による情報収集 a.主催者:IMB(国際商業会議所国際海事局) b.開催日:2001年6月26日、27日 c.場 所:クアラルンプール(マレーシア) d.参加者:アジア各国海上警備機関、船主等 (4)海外海上保安機関中堅職員の招聘 a.実施期間:2001年9月6日〜29日 b.実施内容:日本海上保安庁との合同研修による相互理解(消防訓練、海洋法等) c.招 聘 国:7カ国7名(パナマ、インド、インドネシア、シンガポール、タイ、ベトナム、マレーシア) (5)インドネシア海賊対策会議 a.実施日:2002年3月5日〜7日 b.場 所:ホテル ホライソン ジャカルタ(インドネシア) c.参加者:日本、ブルネイ、中国、インド、マレーシア、フィリピン、スリランカ、ベトナム、タイ、ラオス、シンガポール、インドネシア等の沿岸警備機関 担当責任者クラス 5.和船に関する調査 (1)「和船」、「船大工」に関する調査結果の報告 a.報告内容:1999年度〜2000年度に実施したアンケート調査等の結果を取りまとめ報告した。 b.報 告 先:(財)日本博物館協会の機関誌、海洋関連のメディア及びアンケート協力者(博物館・資料館・企業)等 (2)和船文化・技術研究会の開催 a.第1回和船文化・技術研究会:2001年12月11日/日本財団ビル2階会議室 b.第2回和船文化・技術研究会:2002年3月15日/日本財団ビル2階会議室 6.海洋深層水に関する横断的研究 (1)第5回海洋深層水利用研究会全国大会出席・情報収集 a.開催日:2001年10月23日、24日 b.場 所:小田原市中央公民館(神奈川県) 7.危険物の海上輸送対策ネットワーク作成に関する調査研究 (1)資料収集、問題点の整理を実施し、助成事業化へ向け検討を行った。 8.海洋に関する総合学習支援プログラムの調査研究 (1)「海、川、水が教えること〜総合的な学習の時間への提案〜」第2弾の開催 a.実施日:2001年8月31日 b.場 所:船の科学館(東京都) c.参加者:小中学校の教諭及び博物館の学芸員等81名 (2)「海、川、水が教えること〜総合的な学習の時間への提案〜」第3弾の開催 a.実施日:2001年10月27日 b.場 所:日本財団ビル2階会議室 c.参加者:小中学校の教諭及び博物館の学芸員等45名 9.海洋文学研究 (1)海洋文学大賞記念講演会講演録の作成・配布 a.タイトル:「日本海賊とマラッカ海賊」 b.仕 様:A5版44頁1,000部 c.配布先:海事関係教育機関、海事博物館、講演会参加者等 10.その他 (1)調査研究による成果書籍の購入・配布 a.著書名:「海洋をめぐる世界と日本」 b.部 数:939冊 c.配布先:海事関係教育機関、海事博物館、全国主要図書館等 (2)北部九十九里浜海岸巡検の開催 a.実施日:2001年7月5日 b.場 所:九十九里浜(千葉県) c.参加者:省庁関係者、研究者、マスコミ、学生ほか約50名 d.講 師:宇多高明氏(国土交通省国総研)、清野聡子氏(東京大学大学院)、平本紀久雄氏 e.成果物:「続日本の海岸はいま・・・九十九里浜が消える!?漁港と海岸線の変遷」 3,000部 ◇実施の方法◇ 当財団事務局及び必要な場合に外部の専門機関を委託先として選定して事業を実施した。 ◇事業の成果◇ 1.助成事業・調査研究事業の現場に赴き、事業に関する有識者から現場の声を聞き、実態の理解促進を図り、その事業の必要性や問題点、改善点等を考える機会として知識の集積を行った。事業の効果(成果)を推量し、今後の審査に役立てるよう各自の資質を高めることができた。 2.多方面へアンテナを張り巡らし、「百聞は一見に如かず」をモットーに現場に赴き、知見を広め、社会情勢にマッチした自ら実施する事業を企画推進し、助成事業へと結び付けるとともに、新規テーマ発掘の機会とし、「申請ありき」という待ちの姿勢からの脱皮を図った。 3.前年度に取り組んだ調査研究事業を更に発展させるとともに、新たな研究テーマを設定し、実践することにより、職員の海洋・船舶の分野における知見を広め、柔軟な発想力を養い、海洋船舶分野の事業の幅を広げることに結びつけることができた。 |
成果物 |
海・船セミナーvol.1 日本海賊とマラッカ海賊
「海、川、水が教えること」?「総合的な学習の時間」への提案? 第2弾 「海、川、水が教えること」?「総合的な学習の時間」への提案? 第3弾 続日本の海岸はいま… 九十九里浜が消える!? ?漁港と海岸線の変遷? 「21世紀におけるわが国の海洋政策に関する提言」 「わが国海洋政策に関するアンケート」の結果 木造船に関する基礎調査報告書 |
備考 |