団体名 | シップ・アンド・オーシャン財団 | ||||
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団体名ふりがな | しっぷあんどおーしゃんざいだん | ||||
年度 | 1998年度 | ||||
事業種別 | 助成事業 | ||||
実施地域 | |||||
実施国 | |||||
事業金額 |
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事業内容 |
従来、船舶のバラストタンク内の防食法に関しては、塗装を中心にその対応がなされてきたが、昨今のタンカーにおけるダブルハル構造の要求に伴う塗装面積の増大、更には塗装作業の人手不足問題もあり、塗装に代わる防食方法の開発が重要な課題となっている。この問題の解決策としては、バラストタンク内の酸素濃度を低下させて腐食を防ぐ方法が有力視されているものの、その有効な手段については具体化されていなかった。
近年、窒素ガス製造装置が従来と比較して高性能となり、船舶内において窒素ガスを製造し、バラストタンク内に充填することにより酸素濃度を低下させる防食方法の実現性が高まったが、窒素濃度や周辺の環境温度によっては防食効果にばらつきがでることから、実船レベルでの防食法としては未だ確立されるには至っていない。 よって本事業では、これまでの基礎実験から得られた結果を基に、実船レベルにおける高純度窒素ガスの供給、置換、維持をシステム化した船舶バラストタンクの防食システムの研究開発を実施した。 (1) 実船実験(継続) @ 実船実験の継続 昨年度に引き続き、下記試験鋼材、試験構造部材を実船のバラストタンク内に設置し、実航海中常時当該バラストタンクに窒素を供給し、酸素濃度を規定値以下に保ち、試験鋼材、試験構造部材の腐食速度の比較を行った。 試験鋼材 縦150?o、横70?o、厚さ5?oの鋼板を塩化ビニール製のホルダーに7枚取り付け、3セットずつバラストタンク内に計6ヶ所装備した。 ・高張力鋼板KA32相当品 黒皮除去後 無塗装 ・高(文字数制限によりここまで。以降は日本財団図書館を参照。) |
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成果物 |
「窒素ガスによる船舶バラストタンクの防食法の研究開発」の報告書
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備考 |