団体名 | シップ・アンド・オーシャン財団 | ||||
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団体名ふりがな | しっぷあんどおーしゃんざいだん | ||||
年度 | 1996年度 | ||||
事業種別 | 助成事業 | ||||
実施地域 | |||||
実施国 | |||||
事業金額 |
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事業内容 |
(1) まえがき
本研究開発では、高強度、高靱性、低摩擦、耐腐食性さらには亀裂発生や摩擦進行を検知する機能等の多機能を有し、安価なセラミック材料の開発ならびにシリンダーライナーやピストンクラウン等の大型部品製作のため、その基盤となる材料や製造技術について以下の様な研究開発を行った。 (2) 実施内容 @ 低コスト大型セラミック部品の製造技術の開発 a.基盤材料となる高強度無収縮窒化珪素材料の開発 焼結時に収縮を起こさない窒化珪素材料を基本として、その強度を上げる焼結助成剤組成、添加物、焼結温度条件等の検討を行い、低融点で窒化珪素粒子の成長を促進できる助剤について文献及び状態図から選定した。 また、基盤材料となる高強度無収縮窒化ケイ素材料について、焼結助剤(MnO2)の量、焼結時間を変えた基盤材料を製作して、組織観察、密度、強度、破壊靱性の測定等、基盤材料の特性試験を実施した。 b.補強材となる繊維材の特性(材質、繊維径、密度、形状)の特定 既に開発済みの繊維の形状付与技術を基本として、シリンダー形状、ピストンクラウン形状に適する材質、繊維径、密度、形状等の検討を行い、窒化珪素繊維、炭化珪素繊維を選定し、含有酸素量、線径、表面処理の有無等を変えた6種類の補強用繊維材を選定した。 また、窒化珪素繊維、炭化珪素繊維を選定し、その表面処理(窒素雰囲気中で加熱温度約1300℃)を行い、強度および耐熱性の測定等、補強用繊維材料の特性試験を実施した。また、耐熱温度を上げるための表面処理方法の検討を行った (文字数制限によりここまで。以降は日本財団図書館を参照。) |
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成果物 |
「舶用エンジン向け大型セラミック部品の実用化技術の研究開発」の報告書
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備考 |