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船への理解を深めよう
船の組織
船の組織
 「ふじ丸」の乗組員は次のような組織になっていて、安全な航海を心がけています。
 
 
乗組員の役割
 船長の指揮のもとに、5つの部門にわかれてそれぞれ職務(しょくむ)を行っています。
 
《甲板部(こうはんぶ)》・・・操船全般(そうせんぜんぱん)を行います。
《機関部(きかんぶ)》・・・エンジンをはじめとする全ての機械の運転・整備(せいび)を担当します。
《無線部(むせんぶ)》・・・船と陸上との交信、船同士の交信を行います。
《ホテルサービス部》・・・乗客へのサービス全般を行います。
《医務部(いむぶ)》・・・乗客・乗組員の診療(しんりょう)・健康管理を行います。
 
乗組員の肩章(けんしょう)・腕章(わんしょう)
 制服についている肩章・腕章は、それぞれマークは違いますが、線の数は基本的に万国(ばんこく)共通です。階級によって線の数がちがうようです。
 
 
問題
1. 潜水艦はどのぐらいもぐれるの?
2. 船のスピードはどのくらい?
3. 船の名前に「〜丸」とついているのはなぜ?
4. 世界一大きな船は?
5. 船籍で一番多い国は?
 
 回答はB&G財団ホームページ(http://www.bgf.or.jp/)で確認してください。
 
船のはたらき
 国内の資源が乏しい(とぼしい)日本は、食料や原材料、石油や石炭などのエネルギーまで、そのほとんどを海外からの輸入に頼って(たよって)います。これらの資源や物資を安く大量に運ぶことができるので、様々な船が貿易(ぼうえき)に利用されており、まわりを海に囲まれた日本にとって欠かせない乗り物です。では、船にはどのような種類があるのでしょうか。
 
○貨物船(かもつせん)・・・タンカー、コンテナ船、穀物運搬(こくもつうんぱん)船、木材運搬(もくざいうんぱん)船、自動車専用船、冷凍貨物(れいとうかもつ)船など 物資の輸送(ゆそう)に利用する船。
○旅客船(りょかくせん)・・・クルーズ客船、フェリー、遊覧(ゆうらん)船など おもに人を乗せる船。
○特殊船(とくしゅせん)・・・巡視(じゅんし)船、海洋調査船、見本市(みほんいち)船、気象観測(きしょうかんそく)船、自衛艦(じえいかん)、救助船
○漁船(ぎょせん)・・・遊魚(ゆうぎょ)船、網船(あみぶね)、鮮魚運搬(せんぎょうんぱん)船、魚群探索(ぎょぐんたんさく)船など。
 
 
船のはじまり
 地球では、海の広さは陸地の約2.5倍もあります。そして、海より狭い(せまい)陸地にも、数え切れないほどの河川(かせん)や湖があります。みなさんの住むこの地球が、「陸の世界」というよりも「海の世界」といわれる理由がわかりますね。
 ところで、およそ46億年前に誕生した地球に、人類が現れたのは今から500万年ほど昔といわれています。その頃の人々は、海や川、湖のそばに住んで魚などをとって暮らしていました。「ふね」の歴史もこのときからはじまります。川や湖を渡ったり、物を運んだりするには、水の上を自由に移動できる乗り物が必要でした。
 最初の「ふね」は、川を流れる木片(もくへん)が水に浮かぶのを見て思いつき、やがてさまざまな工夫や改良が加えられて、丸太をくりぬいた丸木舟や、丸太を組み合わせたいかだが登場したと考えられています。
 
 
水上輸送(ゆそう)の利用
 昔、鉄道や自動車など陸上の交通機関や、飛行機などの空路(くうろ)が発達していなかったころ、物資の運搬には船が利用されていました。
 今でも、一度に大量のものを運ぶときや、車やトラックが水を渡るときには、コンテナ船やタンカー、フェリーなどが活躍(かつやく)しています。船は、二酸化炭素(にさんかたんそ)の排出量(はいしゅつりょう)が少ないので環境にやさしく、また、輸送費が安かったり、交通渋滞(じゅうたい)がないことから、近年ふたたび注目を集めています。
 特に、古くから河川や運河(うんが)の利用が、国や都市の繁栄(はんえい)に大きく影響(えいきょう)してきたヨーロッパでは、今でも、船による輸送や水上交通が多く利用され、環境保護(かんきょうほご)の視点(してん)からも、その必要性が高く認識(にんしき)されています。


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