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気象海象のはなし

 事業名 小型船舶の安全確保
 団体名 関東小型船安全協会 注目度注目度5


3-5 波と風力階級(参考文献12、17、18)
 風速計のないところで風速を知りたいときは、目測で大体の風速を知ることが出来る。それには気象庁風力階級(ビューフォート表:イギリスの海軍士官ビューフォートによって考えられたもので、海上の風速観測に用いられ、その後陸上の状態も追加改良されて現在のものが出来た。)を使用する。
 風速は地上10メートルにおける風速。
 波高は、陸岸から遠く離れた外洋において生ずる波の高さのおよその目安を現したもので、波高のみを観測し、逆に風力を推定するのに用いてはならない。内海あるいは陸岸近くで、沖に向かう風の場合には波高はこの表に示された数値よりも小さくなる。波高の( )は、おおよその最大波高を示す。
 
【風力階級0】
風速 1ノット未満(0.3m/s未満)
陸上
 静穏、煙はまっすぐに昇る。
海上
 鏡のような海面
 
 
【風力階級1】
風速 1-4ノット(0.3-1.6m/s)
陸上
 風高は、煙がなびくのでわかるが、風見には感じない。
海上
 うろこのようなさざ波ができるが波がしらに泡はない。
波高 0.1m(0.1)
 
風力階級1 light air
 
【風力階級2】
風速 4-7ノット(1.6-3.4m/s)
陸上
 顔に風を感じる。木の葉が動く。風見も動き出す。
海上
 小波の小さいもので、まだ短いがはっきりしてくる。
 波がしらはなめらかに見え、砕けていない。
波高 0.2m(0.2)
 
風力階級2 light breeze
 
【風力階級3】
風速 7-11ノット(3.4-5.5m/s)
陸上
 木の葉や細い小枝が絶えず動く。軽い旗が開く
海上
 小波の大きいもの。波がしらが砕けはじめる。
 泡はガラスのように見える。ところどころ白波が現れることがある。
波高 0.6m(1)
 
風力階級3 gentle breeze
 
【風力階級4】
風速 11-17ノット(5.5-8.0m/s)
陸上
 砂ほこりが立ち。紙片が舞い上がる。小枝が動く。
海上
 波の小さいもので、長くなる。白波がかなり多くなる。
波高 1m(1.5)
 
風力階級4 moderate breeze
 
【風力階級5】
風速 17-22ノット(8.0-10.8m/s)
陸上
 葉のあるかん木が揺れはじめる。池や沼の水面に波がしらが立つ。
海上
 波の中くらいのもので、いっそうはっきりして長くなる。
 白波がたくさん現れる。(しぶきも生ずることもある)
波高 2m(2.5)
 
風力階級5 fresh breeze
 
【風力階級6】
風速 22-28ノット(10.8-13.9m/s)
陸上
 大枝が動く。電線がなる。傘はさしにくい。
海上
 波の大きいものができはじめる。いたるところで白く泡だった波がしらの範囲がいっそう広くなる。(しぶきを生じることが多い)
波高 3m(4)
 
風力階級6 strong breeze
 
【風力階級7】
風速 28-34ノット(13.9-17.2m/s)
陸上
 樹木が揺れる。風に向かって歩きにくい。
海上
 波はますます大きくなり、波がしらが砕けてできた白い泡は、すじを引いて風下に吹き流され始める。
波高 4m(5.5)
 
風力階級7 near gale
 
【風力階級8】
風速 34-41ノット(17.2-20.8m/s)
陸上
 小枝が折れる。風に向かって歩けない。
海上
 大波のやや小さいもので、長さが長くなる。
 波がしらの端は砕けて水けむりとなりはじめる。泡は明瞭なすじを引いて風下に吹き流される。
波高 5.5m(7.5)
 
風力階級8 gale
 
【風力階級9】
風速 41-48ノット(20.8-24.5m/s)
陸上
 人家にわずかの損害が起こる。
 (煙突が倒れ、かわらがはがれる)
海上
 大波。泡は濃いすじをひいて風下に吹き流される。
 波がしらはのめり、くずれ落ち、逆巻きはじめる。
 しぶきのため視程がそこなわれることもある。
波高 7m(10)
 
風力階級9 strong gale
 
【風力階級10】
風速 48-56ノット(24.5-28.5m/s)
陸上
 陸地の内部ではめずらしい。
 樹木が根こそぎになる。
 人家に大損害が起こる。
海上
 波がしらが長くのしかかるような非常に高い大波。
 大きなかたまりとなった泡は濃い白色のすじをひいて風下に吹き流される。海面は全体として白く見える。波のくずれかたははげしく衝撃的になる。視程はそこなわれる。
波高 9m(12.5)
 
風力階級10 storm
 
【風力階級11】
風速 56-64ノット(28.5-32.7m/s)
陸上
 めったに起こらない。広い範囲の破壊を伴う。
海上
 山のように高い大波(中小船舶は、一時波の陰にみえなくなることもある)。
 海面は、風下に吹き流された長い白色の泡のかたまりで完全におおわれる。
 いたるところで波がしらの端が吹きとばされて水けむりとなる。視程はそこなわれる。
波高 11.5m(16)
 
風力階級11 violent storm
 
【風力階級12】
風速 64ノット以上(32.7m/s以上)
陸上
海上
 大気は泡としぶきが充満する。海面は吹きとぶしぶきのために完全に白くなる。視程は著しくそこなわれる。
波高 14m(−)
 
風力階級12 hurricane
 
[豆知識] 風はどうして吹くか
 空気は気圧の高い方から低い方に流れることとなっているが、この空気の流れは地球の自転による偏向力(コリオリの力)が働くため、等圧線に直角には流れず、北半球では、気圧の高い方を右に見て等圧線と平行に流れる。(台風のような回転の強い気塊については遠心力が加わる。)
 これが風であり上空(偏西風:ジェット流)ではこのように吹いているが、地表面では摩擦の影響があるため平行には吹かず、摩擦の少ない海上では等圧線に対して15〜20度、摩擦の大きい陸上では35度位(緯度及び地形により差がある)とされている。
 このように、風のエネルギーは気圧差によることから気圧差(気圧傾度)が大きければ風は強く吹く。
 


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