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電線貫通部の工事方法に関する調査研究報告書

 事業名 電線貫通部の工事方法に関する技術開発
 団体名 日本船舶電装協会 注目度注目度5


3.3.3 EPゴム製熱収縮チューブ(ニシチューブ)に関する注意事項
(1)ニシチューブを初めて使用する場合や、特殊な用途で使用する場合は、その安全性、寿命等を検討確認のうえ使用する。
(2)ニシチューブの種類によって特性が異なる。また各種のサイズがあり、用途に適したニシチューブを選定する。
(3)規定の常用使用温度以上の温度での使用は、ニシチューブの寿命を短くする為、規定以上の温度による連続使用は避ける。
(4)ニシチューブの種類によっては、溶剤・油・酸等の雰囲気で使用すると品質劣化を起こす恐れがあるため、付着しないように注意する。
(5)ニシチューブは、50℃以上になると収縮する恐れがあるため、高温の雰囲気や直射日光があたる場所での保管や輸送は注意する。
(6)ニシチューブを切断する場合は、軸方向に直角になるように鋭利な刃物で行い、切断面にはノッチ(バリ)等が出ないようにする。
 
写真3.3.3
 
 また、切断長さは被物体の形状・寸法によって異なるため、確認して使用する。
 
(7)ニシチューブの加熱収縮方法は、片端から多端へ、または中心より両端に向かって加熱し、収縮させる。加熱は、局部的にならないよう全体を均一に加熱する。
 加熱収縮時間は、被物体の大きさや加熱器の容量等によって異なる。
 
図3.3.3 熱収縮チューブの加熱方法
 
(8)ニシチューブを保存する際は、変色の可能性があるため、色物ニシチューブと黒色のニシチューブが接触しないように保存する。
 
遵守事項
△加熱器や加熱直後のチューブ等で火傷や怪我をしないように充分注意する。
△電気絶縁用途で使用される場合は、電気用品安全法の基準に適合するように処理する。
△医療関連または食用関連の直接使用はしない。
△ニシチューブ3トン以上は、消防法(火災予防条例準則)で可燃物にあたる。
 したがって、保管する場合は、貯蔵基準を遵守する。
 
3.4 EPゴム製熱収縮チューブ(ニシチューブ)の使用事例
3.4.1 電気絶縁用途
 ブスバーカバーや各種電線・ケーブルの端末処理に、ニシチューブの「NPE」が使用されている。
 
写真3.4.1 ブスバーの端末処理
 
3.4.2 自動車用途
 自動車・二輪車の各種パイプやホースに、保護目的で使用されている。
 
写真3.4.2 自動車のブレーキホースの保護


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更新日: 2012年5月19日

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