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病期による治療方針
(APA Practice Guideline)
・急性期
−重篤な精神病状態(幻覚、妄想、興奮、混迷など)
・回復期
−急性期からの回復過程:半年〜1年半程度
−“病後うつ病 Postpsychotic Depression”
・安定期
−意欲・社会機能の改善
−残遺症状
 
 
急性期の治療方針
・精神病症状の改善
−薬物療法が中心
・症状のこまめな評価
−自傷・他害の恐れ→入院
・心理教育(当事者・家族)
−疾病教育
−当事者と家族との関係を維持
 
回復期の治療方針
・ストレスを最小限にとどめる
・再発予防のための支援
・生活支援
・同量を6ヶ月以上継続する
−早急な減量は再発・再燃を招く
・デイケア等の部分入院の利用
 
安定期の治療方針
・社会機能レベルの維持
・QOLの維持
・就労支援
・服薬継続
・社会心理療法の重要性
−SST
−認知行動療法
・家族療法


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