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はしがき
 モールス無線通信を主体とした海上遭難安全通信システムに代り、新しい無線通信システムとして平成4年2月から“海上における遭難及び安全に関する世界的な制度(GMDSS)”が段階的に導入し、平成11年2月1日から全面実施されている。
 これらの装備工事に携わる方々にとって関係法規を十分理解しておくことは、適正な艤装設計、艤装工事を行う上で極めて重要である。
 本書は、GMDSSに係るSOLAS条約、船舶安全法関係規則及び電波法関係規則等について記述したものである。また、GMDSSに係る規定ではないが、船舶での装備工事時の参考として国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する関係規則についても記述してある。
 工事事業者は本書により法規等について十分学ばれるとともに、艤装工事、保守整備についても理解を深めて頂きたい。
 なお、本書は競艇の交付金による日本財団の助成金を受けて作成したものである。







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