私達は島根県の奥出雲に位置します、太鼓の盛んな掛合町に存在する知的障害者のチームです。

　今年で結成18年目を迎え、メンバーも新しく3名加わり、この大会も8回目の出場となりました事、大変喜ばしく思っております。

　昨年旗揚げした太鼓連合のフェスティバルに参加したり、年々充実した活動が図られています。

　心に響く太鼓の音色を感じ、楽しく演奏したいと思います。

　

　僕はもともとじっとしている事が苦手な性格で、作業は食品加工科で豆フや油揚げ、こんにゃく作りをしています。毎日忙しく働いています。

　友達もたくさん出来ました。

　その仲間の中に、夕方になると太鼓の練習で汗を流している方が何人もいます。身体全体を使って太鼓をたたいている姿を見るととても大変そうです。しかし、時々きつそうな表情の中に笑みをうかべ楽しそうにしている姿を見ます。僕はとても感激しました。「太鼓をやってみない？！」と誘われていながら自信がなかったので断り続けてきましたが、「太鼓をやってみたい」と思い、メンバーの一員に加えて頂きました。

　早速、練習が始まりました。かまえ方やバチの握り方など難しく自分が思っていた程簡単なものではありません。

　これだけ身体を使ってたたく太鼓はスポーツと一緒だ！！運動神経は悪くないと思っている僕に出来ないはずはないと心に言い聞かせて毎日がんばっています。

　身体が痛くて、1日だけ練習を休みました。僕の身体に合わせて、僕らしくたたけるように工夫して指導して頂いたお陰で楽しく練習が出来ています。

　仕事もはりきる事が出来て、毎目が充実しています。

　今日は初めての大舞台で僕を含めて3人のメンバーが挑戦します。

　思いきり演奏をしたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。