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(4)標着物が集積しやすい波打際からの距離
 漂着物の塊の波打ち際からの距離を図3.4.2-21、区画ごとの漂着物重量の分布を図3.4.2-22に示す。
 漂着物の塊がみられる平均距離は求められなかった。その理由は、潮汐の差が大きく、干潮時あるいは満潮時の波打ち際からの距離であることによる。
 波打際側から最初の10mまでの区画に漂着物の重量の最大値がみられた調査海岸は、河北省の東山海水浴場、老竜頭海水浴場、老虎石海水浴場、山東省の黄金海岸、江蘇省の白沙海湾砂浜の5海岸であった。
 10〜20mまでの区画に漂着物の重量の最大値があった調査海岸は、遼寧省の海の韻海水浴場、山東省の煙台第一海水浴場、葡萄浜、石老人海水浴場、江蘇省の塩城大豊港海岸、呂四港海岸の6海岸であった。
 20〜30mまでの区画に漂着物の重量の最大値がみられた調査海岸は、遼寧省の熊岳海水浴場、筆架山海水浴場、竜湾海水浴場の3海岸であった。
 
図3.4.2-21 漂着物の塊の波打際からの距離
(拡大画面:49KB)
 
図3.4.2-22 漂着物重量の分布図
(拡大画面:61KB)


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