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ホ. ガラス・陶磁器類
 ガラス・陶磁器類は、11項目に小分類し、(1)ガラス製品、(2)陶磁器類、(3)ガラス破片、(4)陶磁器類破片、(5)その他に中分類し、計数した。
 
 ガラス・陶磁器類の総量は28,169.3g、1,513個であった。図3.1.2-20にその内訳を示す。
 個数比率は、「ガラス破片」85.7%、「ガラス製品」9.8%、「陶磁器類破片」3.4%、「陶磁器類」0.8%の順であり、ガラス類が全体の約96%を占めていた。
 これら「小分類」を項目別に個数を集計し、ガラス・陶磁器類項目別上位5品目を図3.1.2-21に示した。
 「ガラス破片」が1,296個と最も多く、次いで「飲料用容器(※ガラス製品)」122個、「陶磁器類破片」51個、「食品用容器(※ガラス製品)」12個、「タイル・レンガ」9個の順であった。
 「その他」の内訳としては、「ガラス玉」、「ガラス瓶」などが採集された。また、医療系の「薬品瓶」なども採集された。
 
図3.1.2-20 ガラス・陶磁器類内訳比率
 
図3.1.2-21 ガラス・陶磁器類項目別上位5品目
 
ヘ. 金属類
 金属類は、15項目に小分類し、(1)缶、(2)釣り用品、(3)雑貨類、(4)金属片、(5)その他に中分類し、計数した。
 
 金属類総量は23,685.5g、361個であった。図3.1.2-22にその内訳を示す。
 個数比率は、「缶」が34.9%と最も高く、次いで「釣り用品」19.1%、「雑貨類」18.3%、「金属片」18.0%、「その他」9.7%であった。
 これらの「小分類」を項目別に個数を集計し、金属類項目別上位5品目を図3.1.2-23に示す。
 「アルミ製飲料缶」72個と最も多く、次いで「つり用品(※その他)」69個、「ふた・キャップ」34個、「金属片」34個、「スチール製飲料用缶」32個の順であった。
 「その他」の内訳としては、「コード配線類」、「ボルト」、「不明物」などが採集された。
 漂着物における金属類の占める割合は少なく、その供給源としては、日常生活で利用されたものが何らかの理由で河川を通じ海に入り、結果的に海岸に漂着したものや海岸利用者が直接排出したものなどが推定されるものの、詳細については不明である。
 
図3.1.2-22 金属類内訳比率
 
図3.1.2-23 金属類項目別上位5品目


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