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 第三部は地元、福井県吟剣詩舞道総連盟が企画した「うまし国越前若狭悠久の流れ」が披露されました。内容は、ふるさと福井の過ぎ来たし歴史の一ぺージを振り返り、吟詠にゆかりのある人々の面影を、華麗な吟剣詩舞で偲ぶものでした。オープニングを飾った「福井県民歌」は、総勢一四七名によるコーラスと吟詠が観る者を圧倒するほど壮観でした。それ以後の吟剣詩舞も日々の精進を感じさせるすばらしいもので、感動的な舞台を鑑賞することができました。ステージの最後は、舞台上の出演者も、会場にいる人々も輪になって「歌謡・イッチョライ節」を踊り、大団円を迎えました。
 
地元企画「うまし国 越前若狭 悠久の流れ」で井ノ口紫瑩氏らによる合吟「和歌・若狭なる」(読み人知らず)
 
地元企画のエンディングで舞台・会場が一体となった「歌謡・イッチョライ節」
 
吟詠剣詩舞道祭旗が福井県総連から次回開催地・山口県総連へ引き継がれ大会は終了した
 
 そして、次年度開催の山口県へ全国吟詠剣詩舞道祭旗が渡されると、全国吟詠剣詩舞道祭も成功のうちに幕を下ろし、訪れた吟剣詩舞愛好家の皆さんも、すばらしい思い出を胸に家路に着きました。
 二十回を数え、年々質の高い舞台を見せてくれる全国吟詠剣詩舞道祭。来年も本年に勝るとも劣らない舞台を必ずや見せてくれることでしょう。
 
「全国吟詠剣詩舞道祭」のフィナーレ


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