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取材――株式会社サークオン
 
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水六訓
一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。
 
一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。
 
一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。
 
一、自から清く他の汚れを洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。
 
一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。
 
一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。
 
 水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。
笹川良一
 
OPINION
明日への提言
 
 
昭和天皇のお誕生日、四月二十九日は「昭和の日」に決まりました
河田和良
 四月二十九日の「みどりの日」を「昭和の日」に改める改正祝日法が五月十三日午前の参議院本会議で可決、成立しました。「みどりの日」は五月四日に移ることになり、これらは平成十九年(二〇〇七)から施行されます。
 昭和天皇のお誕生日を「昭和の日」にすることは、財団創始会長笹川良一先生、そして財団二代会長笹川鎮江先生の悲願でありました。
 本誌、平成十二年(二〇〇〇)四月号の「明日への提言」の中で、笹川鎮江先生は、同年三月に初めて改正法案が国会に提出され、成立の見通しと発表されたことから、「たいへん嬉しいニュースがあります」と、このことを皆様にお伝えしました。しかし、その法案が廃案になってしまい、先生は同七月号の本欄で、これが本当のぬか喜びであったと落胆のほどを語りかけておられました。
 その法案が、今回やっと成立しました。
 「昭和の日」の制定理由は「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」とされています。
 平成十二年四月号の提言の中で笹川鎮江先生がおっしやっておられた感想で、私もまったく同感ですが、今上陛下を始め、現在、第一線で活躍されるほとんどの人が昭和生まれで占められるようになった今日、この人たちを育んだ昭和時代のことを、昭和天皇の思い出とともに、幾世代にもわたって語られる日が、実現できたことは、ほんとうに素晴らしいことであると思います。
 また、新たに祝日「みどりの日」となる五月四日は、奇しくも(くしくも)、笹川良一先生のお誕生日にあたることはいうまでもありません。
 
平成十六年度事業報告・収支決算を議決
財団評議員会・理事会開催
 財団第七十六回評議員会、同第九十三回理事会が六月四日(土)東京三田の笹川記念会館会議室で開催され、平成十六年度事業報告・収支決算等が承認されました。
 
正面の役員席。中央は議長を務めた河田和良会長
 
監査報告を行なう(左から)益中鵬山、鈴木凱山、武田禧洲の各監事
 
個人情報保護規程制定も承認
 理事会で審議、可決された議案は以下の通りです。
一、平成十六年度事業報告及び収支決算の承認に関する件(直前の評議員会で承認)
二、平成十六年度剰余金処分の議決に関する件
三、個人情報保護規程制定の議決に関する件
 これらの議案審議に先立ち、工藤龍堂専務理事から大要つぎのような説明がありました。
○平成十六年度事業及び決算について
〈事業概要〉吟剣詩舞の発表大会並びに各種コンクールの開催といった恒例主要行事の他、衛星回線の利用によるテレビ番組「吟剣詩舞の世界」をレジャーチャンネルより全国放送、機関紙「月刊・吟剣詩舞」の刊行並びに青年吟剣詩舞道家を対象にした第二回青年吟剣詩舞道大学及び夏季少壮吟士吟詠特別研修会などを実施した。
 
「月刊吟剣詩舞」地区連協別増強目標達成状況
地区連協名 増強目標数 17年5月部数 達成率(%)
北海道 600 223(262) 37(44)
東日本 6,000 3,888(4,562) 65(76)
中部 3,000 2,317(2,441) 77(81)
近畿 4,000 1,970(2,454) 49(61)
中国 2,500 2,010(2,159) 80(86)
四国 1,400 759(861) 54(62)
九州 3,500 3,349(3,705) 96(106)
合計 21,000 14,516(16,444) 69(78)
*( )内は、いずれも平成16年5月の実績です
 
〈収入面〉
・基本財産利息収入の増収、事業収入(月刊誌売上減等)の減収、普及事業基金利息収入の増収、青少年育成基金・普及事業基金の取崩などがあった。
〈支出面〉
・職員給与手当の減額等に伴う管理費の削減、棚卸商品損金計上などがあった。
○平成十六年度剰余金の次期繰越収支差額は、平成十七年度に繰越すものとする。
○個人情報保護規程制定について
 「個人情報保護法」施行に伴い、財団が保有する個人情報を適切に管理、保護し、適正に扱うために規程を制定した。
 
地区連協代表者会議を開催
 理事会直後に開催された地区連絡協議会代表者会議では、平成十七・十八年度財団主催事業等の開催予定に関する件等と併せて、月刊誌「吟剣詩舞」の購読数増強運動の実施状況に関する報告と増強策について積極的な討議が行なわれました。
 また、平成十六年度青少年育成基金の運用に関する報告が行なわれまし
た。
(1)財団公認都道府県吟剣詩舞道総連盟及び財団加盟団体の開催する青少年を対象に行なう大会及び研修会等に対する協力援助(四件)
(2)全国高校総合文化祭(吟詠剣詩舞部門大会)参加生徒及び引率者の旅費、宿泊費の援助
(3)財団主催全国コンクール決勝大会幼年、少年、青年の部上位入賞者への副賞(奨励金)の授与及び幼少年参加者への旅費支給
 なお、平成十六年度募金額は、二、七五〇、〇〇〇円(十八件)でした。
 
評議員会・理事会会場全景


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