ペアレント・メンターガイドライン
社団法人 日本自閉症協会
本ガイドラインはペアレント・メンター活動を行う上での基本的方向性や倫理指針を示すものであり、業務内容を規定するものではありません。
1. 目的
日本自閉症協会のペアレント・メンターは支部機能を活用し、自閉症児を持つ親が一人で悩まなくてもすむように、地域での当事者同士の支え合いを推進することを目的とする。
2. 役割
・同じ親として仲間の子どもの障害理解や障害受容への支援を行う。
・自閉症とそれに関連する情報の提供を行う。
・地域のリソースに関する情報の提供を行う。
・専門機関での相談のきっかけづくりとなるよう可能な範囲での支援を行う。
3. 倫理
・相談者の人権を尊重すること。
・相談中に知り得た事項に関しては本人及び家族の了解なしに他者に漏らしてはならない。
・個人的、組織的、営利的、政治的目的のために行ってはならない。また強制してはならない。
・相談に関する知識と技術を高めるよう努力すること。一方、自らの能力と技術の限界についても十分にわきまえておくこと。
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