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2・2・2 VHFデジタル選択呼出装置
 デジタル技術を用いて、VHF無線装置に接続して使用する装置で、無線装置に組込まれている場合もある。船舶局と海岸局及び船舶局と船舶局各々相互の呼出・応答に対応する。
 呼出には、遭難呼出、全船呼出、海域呼出、個別呼出、グループ呼出等の種類がある。遭難の場合には、遭難の位置とその時刻(UTC)及び遭難の種類等の情報を含めることになっている。
 本装置は上記の呼出信号を受信すると、これらの情報を表示するとともに、印字する。
 また、必要に応じて応答信号を送出し、更に遭難呼出等の重要な呼出の場合には特別な警報を発する機能を有している。
 同装置の性能は平成14年告示第512号第26条(及び関連の船舶検査心得)と無線設備規則の第40条の7の第3項(及び関連の郵政省告示)に規定されている。
 主な性能要件については、表2・5 VHFデジタル選択呼出装置、MF及びMF/HFデジタル選択呼出装置に示す。
 
図2・7 DSC呼出信号の送信順序
(拡大画面:29KB)
 
表2・2 10単位の誤り検出コード
(拡大画面:169KB)
B=0、Y=1
ビットの送信順は、ビット1が最初。
1〜7ビットが情報ビットで、8〜10ビットが誤り検出符号。
 
表2・3 遭難呼出しの構成
(2)
フォーマット信号
(5)
自局識別
情報 (1)
終了信号
(1)
誤りチェック
1 2 3 4
遭難呼出し
112
00〜99 (1)
遭難の種類
100〜124
(5)
遭難の座標
00〜99
(2)
時刻
(1)
引続く通信形式
127 ECC
 
表2・4 その他の呼出しの構成
(2)
フォーマット信号
(5)
アドレス
(1)
カテゴリー
(5)
自局識別
情報 (1)
EOS
(1)
ECC
1 2
全船呼出し
116
00〜99 遭難
112

緊急
110

安全
108
00〜99 (2)
テレコマンド
100〜126

117、122及び125を除く。
(6)
周波数又はチャンネル
00〜99
EOS
127
ECC
海域呼出し
102
遭難
112

緊急
110

安全
108

舶業務優先
106

通常業務
100
共通関係を有する船団呼出し
114
Ack RQ
117
又は
Ack
BQ
122
又は
EOS
127
個別呼出し
120
( ):文字数
ECC:誤りチェック文字
EOS:シーケンス終了信号







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