日本財団 図書館


6・5・2 全電動式操だ装置
Tm:だ板に働く最大トルク〔kg・m〕
δ:だ板の回転角度の速度〔o/s〕
K:係数(1.5〜2.0)
η:かじ取り機本体の効率(小数)
102〔kg・m/s〕=1〔kW〕
〔例題〕Tm〔kg・m〕の最大トルクを有するだ板を、設備規程によって、片舷35度より反対舷30度までを28秒以内に操作し得る操だ装置の軸出力を求めよ。
〔解〕
 
 
P:
所要動力 〔kW〕
P1
無負荷動力 〔kW〕
P2
水平負荷動力 〔kW〕
P3
垂直負荷動力(下りコンベヤのときの符号はマイナスとする) 〔kW〕
ローラの回転摩擦係数(通常の場合0.03)  
W:
運搬物以外の運動部分の質量 〔kg/m〕
(下表による)  
V:
ベルト速度 〔m/min〕
コンベヤ長さ(頭部と尾部ベルト車間の水平中心距離) 〔m〕
o
中心距離修正値(通常の場合 49) 〔m〕
γ:
運搬物の見掛け比重 〔t/m3
Qt
運搬量 〔t/h〕
Qt=Qm・γ  
Qm
運搬物の体積 〔m3/h〕
h:
揚程(上り又は下りの垂直高さ、トリッパのある場合はトリッパの立上り高さを含む) 〔m〕
η:
減速装置の効率(0.8程度)  
 
 なお、自走式トリッパがある場合はその所要動力Ptを下表により計算式に加算する。
単位 kg/m
ベルト幅b
(mm)
400 450 500 600 750 900 1050 1200 1400 1600 1800 2000
質量W 22.4 28 30 35.5 53 63 80 90 112 125 150 160
 
単位 kW
ベルト幅b
(mm)
400 450 500 600 750 900 1050 1200 1400 1600 1800 2000
所要動力Pt 1.5 2.65 3.55 5.0 6.0







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION