☆「小繰舟運行」は、10月16日(日)に行われました。☆
概要
北上川は陸路が発達していない頃から重要な交通路として利用されていました。江戸時代前期、寛永年中(1624〜1643)に石巻湊が整備され江戸への海上搬送が盛んになり、南部藩でも寛永の末に盛岡を起点とする北上川の舟運を開発しました。
盛岡、黒沢尻間は急流と浅瀬が多いため船底の浅い小繰船(おぐりぶね)が用いられ、黒沢尻河岸で荷物を集積し「ひらた船」に積み替え石巻まで運びました。荷物は、下航便では江戸廻米、雑穀、鉱産物、林産物、生糸など、遡航便で運ばれたのは古着、反物、木綿、陶器、書籍などの日用品が多かったようです。小繰船は米で100俵積み、ひらた船は350俵積みということです。
大きさ
小繰船の大きさは、
長さ約12m、幅は約2.5mくらいになります。
(写真は模型です)
小繰船建造実行委員会
「川を知る会」では、この小繰船を復活させるために「小繰船建造実行委員会」を結成して、北上川の舟運を再現し、先人の苦労や知恵を学び、紫波町の発展に大いに活用出来るようにしたいと思っています。
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