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平成16年度海上におけるセキュリティ対策調査研究報告書

 事業名 海上におけるセキュリティ対策の調査研究
 団体名 海上保安協会 注目度注目度5


[資料2]
イラク・バスラ沖海上石油施設テロ
発生年月日 2004年4月24日
発生場所 イラク南部バスラ沖
被害対象 アマヤ海上石油ターミナル
概要  石油ターミナルで、2件の海上自爆テロが発生。1件目は、同日午後7時10分頃、イラク南部バスラ沖のアマヤ海上石油ターミナルにおいて、所属不明の小型ボート1隻が同施設に接近。哨戒中の米海軍艇が、これを阻止しようと接近したが突如爆発を起こしたため、米兵2名、コーストガード1名の計3名が死亡、4名が負傷。2件目は、この約20分後に同施設から約11km離れたバスラ海上石油ターミナルにおいて、やはり所属不明のボート2隻が接近し相次いで爆発。当時、バスラターミナルには、日本郵船運航のタンカー*「TAKASUZU」(15.2万t)が荷役待ちで入港中であったが、爆破の影響による破片の一部が船上まで飛翔。同船では、被害の危機が高まったと判断し同施設から一旦離脱、ドバイ沖で待機。 
*パナマ籍、15.2万t、VLCC、29名乗組(日本3名、クロアチア6名、フィリピン20名)
 また、洋上施設への被害はなかったものの荷役作業は数時間閉鎖され、イラク暫定政府は本事件の影響で、約100万バレル分の輸出ができなくなり、2800万ドル(約30億5000万円)の損害が出たことを明らかに。
[資料3]
米艦船コール爆破事件
発生年月日 2000年10月12日
発生場所 イエメンアデン港
被害対象 米海軍(第5艦隊所属)イージス駆逐艦コール、8,300トン、
概要  イージス艦コールがイエメンのアデン港沖に停泊していたところ、爆弾を搭載した小型ゴムボートが衝突し、自爆テロの攻撃を受けた。この事件では、乗員17人が死亡、39人が負傷したほか、同艦の左舷側には横12m、縦6mの破孔が生じた。
 米海軍によると、同艦はペルシャ湾での対イラク国連制裁破りの密輸船を監視する作戦に向かう途中で、10月9日、スエズ運河を通過し、紅海を南下して、燃料補給のためアデン港に5、6時間停泊。
 衝突した小型ゴムボートは、駆逐艦停泊作業の支援船を装い、爆発直前まで同ボートの船上に2人の男が直立不動で立っていたことが目撃されており、計画的な自爆テロ。
 本件爆破事件に関しては、翌13日、「ムハンマドの軍」と名乗るイスラム過激派が、犯行声明を出したほか、「イスラム抑止軍」と名乗るグループ及び南イエメンで活動する反米イスラム過激派「アデン・アブヤン・イスラム軍」も犯行声明を出す。
 当時イエメンでは、イスラム過激派による外国人誘拐事件が続発しており、また米国艦船へのテロは、今回が初めて。
 
[資料4]
フランス籍タンカー「ランブール号」爆破事件
発生年月日 2002年10月6日
発生場所 イエメンアデン湾
被害対象 フランス籍原油タンカー「ランブール号」、15万7832トン、乗組員25人
概要  平成14年10月6日、イエメン南部のアデン湾で、フランス籍の原油タンカー「ランブール号」(15万7832t)が、突如爆発炎上。
 この爆発で、乗組員25名のうち1名が行方不明、17名が負傷し、大量の原油が流出。
 爆発原因についてイエメン当局は、乗組員の話として「船内の小さな火が何かに引火して炎上した」と事故に起因する爆発と説明するも、一方、仏海運会社「ユナローブ」は、同船船長の言として「小型艇がタンカーに近づき、それに続いて爆発が起きた」とテロ説を主張。双方爆発炎上をめぐり食違う主張が継続していたが、その後の調査で、船体から同船とは違うガラス繊維製の船体破片が発見され、外部からの攻撃が裏付けられた。
 本件事故については、10月10日「アデン・アビアン・イスラム軍」が犯行を認めた。また犯行にあっては、このタンカーが船齢2年の新しいものであり、二重底構造をしているため、自爆艇(ゴムボート)には相当量の爆薬を搭載のうえ使用したものと思われる。
 
[資料5]
アキレ・ラウル号乗っ取り事件
発生年月日 1985年10月7日
発生場所 エジプト沖
被害対象 イタリア船籍クルーズ船「アキレ・ラウル号」23,629トン、340名乗組み
概要  1985年10月7日、エジプトのアレキサンドリアからポートサイドに向けてエジプト沖を航行中、武装パレスチナゲリラ(PLFメンバー)によって乗っ取られた。乗っ取り犯は、同船の最初の出港地イタリアのジェノバから乗客として乗船していたもので、乗組員と乗客(その国籍は米国、英国、オーストラリア、西ドイツなど)を人質とし、イスラエルに捕らえられている50名のパレスチナ人の釈放を要求した。しかし、その要求が受け入れられなかったことから、翌日に人質のユダヤ系米国人1名を殺害した(殺害の事実は後に判明)。9日夕刻、乗っ取り犯は罪に問われることなく国外に退去することを条件にポートサイド沖でエジプト当局に投降し、人質は解放された。
 
[資料6]
フィリピン「スーパーフェリー14」爆発火災テロ事件
発生年月日 2004年2月27日
発生場所 フィリピンコレヒドール島付近海上(マニラ湾出口付近)
被害対象 客船10,181トン、乗員乗客879名
概要  2004年2月17日午前0時頃(日本時間午前1時頃)、マニラで乗客乗員約879名を乗せてネグロス島バコロド向け出港。約1時間後の午前1時頃、マニラ湾出口付近のコレヒドール付近海上において、船内に持ち込まれた中古テレビ(TNT火薬約3.6kg)が突如爆発を起こしフェリーが炎上、乗客63名死亡、53名行方不明、数百人が負傷した。
 事件発生後、アブサヤフが犯行声明を出したが、フィリピン警察はテロと断定せず、「アブサヤフの本拠地であるミンダナオ島から遠すぎ、また、船内におけるガス爆発による事故の可能性があり、これにアブサヤフが便乗し犯行声明を出した」とし、事故の見方を示していた。
 しかし、同年10月14日、フィリピン警察は捜査の結果、アブサヤフ(実行犯6名)による爆弾事件と断定、実行犯2名を拘束し、首諜者を含む幹部4名を指名手配とした。


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