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ごあいさつ
 
財団法人 日本太鼓連盟
会長 紀内隆宏
 
 財団法人日本太鼓連盟は本年設立9年目を迎えます。設立以来、日本財団をはじめ太鼓関係者や関係団体のご支援ご協力をいただき、現在では36都道府県が支部として加盟、団体数は820チームを上回り、会員総数も2万3千人と着実に前進してまいりました。また、財団事業の一つである資格認定制度に基づく公認指導員、技術認定員の総数もそれぞれ185名、3,737名と着実に増えております。今後とも、講習会や認定事業をさらに充実し、太鼓指導者の技術向上と育成・増員を計ることとしております。さらには、学習指導要領の改訂により、中学校、高等学校において、音楽教育に日本太鼓などの和楽器が取り入れられたことに対応し、教育委員会や支部の協力のもと、教職員に対する日本太鼓実技研修会を随時開催しております。
 昨年は、9月に山形県天童市において全国から選抜された優秀チームによる「第8回日本太鼓全国フェスティバル」を、10月には長野県諏訪市において全国から障害者チームが一堂に会し「第6回日本太鼓全国障害者大会」をそれぞれ開催、大変な好評を博しました。そして、今年3月には、次代を担うジュニアの健全育成と日本太鼓の後継者づくりを目的に「第7回日本太鼓ジュニアコンクール」を神奈川県横浜市にて開催いたします。
 また、昨年の秋の叙勲では、当財団の池田庄作副会長が日本太鼓界として初となる旭日雙光章を受章されました。これは、国内のみならず、海外でも高く評価されている日本太鼓の功績が認められたものであります。
 一方、海外においても、昨年は、アメリカ太鼓連盟、ブラジル太鼓協会が相次いで発足し、海外における日本太鼓の普及と太鼓を通じた国際コミュニケーションが今後ますます期待されております。
 このように日本太鼓が脚光を浴びるなか、「第22回日本太鼓全国講習会」が霧島国際音楽ホールみやまコンセールを中心に開催できますことは誠に喜ばしいことであります。この講習会は、日本太鼓の指導者育成と太鼓技術の向上を目的として行うものです。参加される皆様には、一流講師の指導のもと、技術の習得は勿論、太鼓の歴史や礼節とも学びとっていただきたいと思います。併せて日本太鼓を通じ全国の仲間と交流を図り、友好を深め、それぞれの胸に残る講習会とされますことを期待いたします。
 最後になりましたが、今回の講習会にあたり、ご支援、ご協力いただきました、文化庁、(財)鹿児島県文化振興財団、鹿児島県、鹿児島県教育委員会、牧園町、牧園町教育委員会をはじめ、ご指導いただきます講師の先生方、そして細部にわたりお世話いただきます主管団体の全九州太鼓連合並びに(財)日本太鼓連盟鹿児島県支部の皆様に心から感謝しお礼を申し上げます。
 
会長 長谷川 義
 
 財団法人日本太鼓連盟主催の「第22回日本太鼓全国講習会」が、1998年6月以来2度目となる鹿児島県牧園町において開催されますことは、九州7県の太鼓連合の会長共々大変喜ばしく、また大変光栄に存じます。
 九州は、全国に先がけて7県の太鼓連合が一つのブロックとなり、全九州太鼓連合として多くの事業を実施しております。九州各地において支部講習会、全国講習会、全国フェスティバル等の事業を開催したことにより、会員の意識向上にも繋がり、今ではどのような事業にも対応できる組織にまで成長いたしました。
 会場の選定や、受講者の受入、太鼓の確保に至るまで、各県から担当者が集まって受け入れ体制を検討しながら準備をいたしました。九州加盟の会員にとっても全国組織である財団法人日本太鼓連盟の事業に直接触れ合うことの出来る大変良い機会であります。
 今回の講師の皆様は、それぞれ真髄を極められた、日本太鼓界のトップクラスの先生方で、受講される皆様方には必ずや実り多い講習会として満足をいただけることと確信しております。また、この講習会が、これからの鹿児島県における文化の発展につながり、太鼓音楽の向上と社会的・文化的向上に寄与するものと期待しております。
 最後に、本講習会開催にあたりご支援を頂きました文化庁、(財)鹿児島県文化振興財団、鹿児島県、鹿児島県教育委員会、牧園町、牧園町教育委員会をはじめ多くの関係団体の皆様に心よりお礼申し上げます。
 最後になりましたが、遠く九州の地にご足労いただきました講師の皆様方に感謝申し上げ、ごあいさつとさせていただきます。
 
支部長 竹之下 武宏
 
 財団法人日本太鼓連盟の主催によります「第22回日本太鼓全国講習会」が、九州・鹿児島、天孫降臨の地として知られる霧島・牧園町で開催されますことを大変ありがたく思いますと同時に、日本財団のご支援、全九州太鼓連合の格段のご協力に感謝申し上げます。
 回数を重ねます全国講習会も今回が22回、本県での開催は平成10年の第2回講習会以来であります。これまで全国各地で多くの受講生の参加を得て開催されていることに、財団法人日本太鼓連盟はじめ多くの関係の方々に敬意を表するところでございます。
 日本太鼓全国講習会は、日本太鼓を愛し、日ごろそれぞれの地域で活動を続けている打ち手にとっては技術の向上、知識の習得など更に研鑽する場として貴重な機会となっております。また、日本太鼓に興味を持ち、これから触れてみようとする方にとっても各級基本講座など基本的な講座が準備され、日本太鼓愛好家の増加ならびに本財団の会員拡大につながると思われます。そして、近年中学校教育課程で導入されています和楽器への取り組みにおいても、学校現場だけでなく本財団の会員も積極的に関わっていく必要のある中で、全国共通の日本太鼓に対する理解を深めることが太鼓の正しい普及につながるものと考えたときに、この全国講習会の意義をあらためて感じるところであります。
 今回の各講座をご指導いただく先生方には、私たちの念願でありました本財団副会長の小口大八先生はじめ権威のある方々をお迎えしております。受講者の方々にも充実した講習会としてきっと満足していただけると思います。
 最後に本講習会開催にあたりまして、ご支援いただきました文化庁、(財)鹿児島県文化振興財団、日本財団、全九州太鼓連合、鹿児島県、牧園町など多くの関係団体、講師の先生方ならびに運営に携わっていただいたスタッフの方々と受講者の皆様に心から感謝申し上げごあいさつといたします。
 
1. 目的 日本太鼓の指導者育成と太鼓技術の向上を促し、日本太鼓の普及・振興を図ることを目的として実施します。
 
2. 開催日時 2005年2月12日(土) 11:00 (受付開始 10:00)
13日(日) 12:30 講習会終了
 
3. 講習会場 霧島国際音楽ホールみやまコンセール(鹿児島県牧園町)
 
4. 主催 財団法人日本太鼓連盟
 
5. 共催 財団法人鹿児島県文化振興財団
 
6. 主管 全九州太鼓連合
財団法人日本太鼓連盟鹿児島県支部
 
7. 後援 文化庁、鹿児島県、鹿児島県教育委員会、牧園町、牧園町教育委員会、日本財団
 
8. 講習内容
(1)専門講座 御諏訪太鼓講座 (複式単打法) 小口大八氏(長野県)
八丈太鼓講座 (単式複打法) 菊池 修氏(東京都)
締太鼓講座 (単式単打法) 長谷川 義氏(大分県)
(2)基本講座 総合指導 古屋邦夫氏(財団技術委員長)
3級基本講座 安江信寿氏(石川県)
4級基本講座 若山雷門氏(岐阜県)
5級基本講座 (初心者講座) 松枝明美氏(長野県)
松元和敏氏(鹿児島県)
 
9. 公認指導員昇級試験
 本講習会において公認指導員の昇級試験として講習内検定を実施します。
 
10. 受講者数 約200名
 
11. 受講に際して
(1)講座は、途中で変更することは出来ません。
(2)講習途中の出入り、見学等は出来ません。
(3)受講中は、休憩時間を除き喫煙、飲食等を禁止します。
(4)受講時の太鼓等の移動は、受講者が積極的に行って下さい。
(5)受講者は、運動着、運動靴、筆記用具、ばちを持参して下さい。
 なお、各基本講座の受講者は次の指定バチをそれぞれ1組持参して下さい。
カシバチ 太さ 7.5分〜8.0分 長さ 1尺3寸〜1尺4寸
太さ 6.0分〜6.5分 長さ 1尺3寸〜1尺4寸
*専門講座においても指定する場合がありますのでご留意下さい。
(6)会場内で、太鼓関係物品の展示及び販売もいたしますので、ご利用下さい。
12. 生活上の心得
(1)団体生活においては、秩序と礼儀、協力と責任が基本条件になることを十分に認識して自分の行動を律して下さい。
(2)講師や受講生と積極的に語り合い、交流の輪を広げることが講習会の成果を大きく左右します。
(3)金銭等の貴重品は必ず身につけて下さい。
(4)事故等が発生したら直ちに本部に連絡して下さい。
(5)宿泊のマナーには十分気をつけて下さい。
 万一の場合に備えて避難口を確認して下さい。室内の整理整頓に心がけて下さい。
 寝タバコは絶対に禁止します。
(6)健康には留意し、特に睡眠時間を十分にとるようにして下さい。
 万一体調をくずした場合は早めにお申し出下さい。
 
13. 講習曲使用について
 講習会において使用した曲を、講習会以後に演奏したい場合は、申請書に記入のうえ、財団事務局までお送り下さい。
 
14. 技術検定 <受験希望者は、下記項目をご確認下さい。>
(1)受験資格並びに方法
○1級技術検定
 2級技術認定員のみ受験できます。打法の異なる専門講座に3回合格する必要があります。専門講座のうち一つを受講して下さい。
 なお、最終検定を受ける方は、論文(1,600字程度・テーマは日本太鼓の効用に関する内容)の提出が必要です。
○2級技術検定
 3級技術認定員のみ受験できます。打法の異なる専門講座に2回合格する必要があります。専門講座のうち一つを受講して下さい。
 なお、最終検定を受ける方は、論文(800字程度・テーマは日本太鼓に関する内容であれば自由)の提出が必要です。
*1・2級技術検定において全打法(単式単打・単式複打・複式単打・複式複打)の専門講座を受講する必要があります。
*1・2級最終検定の論文は、400字詰め原稿用紙を使用して下さい。
○3級技術検定 4級技術認定員のみ受験できます。
○4級技術検定 5級技術認定員のみ受験できます。
○5級技術検定 10才以上であれば初心者を含めどなたでも受験できます。
(2)検定料は、一律2,000円です。
(3)認定料は、合格者に限りその場で必要となります。
1級認定料 20,000円、2級認定料 10,000円、3級認定料 8,000円、
4級認定料 5,000円、5級認定料 3,000円
(4)検定試験の際は必ず各講座の指定バチをご使用下さい。
(5)直接検定試験を受ける方は、受付で受験方法を確認して下さい。
(6)「日本太鼓教本」が一人一冊必要となります。お持ちでない方は、売店でお求め下さい。







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