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17. 恵那(えな)のまつり太鼓(だいこ)
岐阜県
 
 
 恵那のまつり太鼓は、知的障害者施設「恵那たんぽぽ作業所」の太鼓チームです。
 「恵那のまつり太鼓」は、平成2年に富岳太鼓さんに学び、練習を重ね、除々に演奏活動を始めました。
 「恵那のまつり太鼓は、恵那たんぽぽ全員の太鼓である」ことを基本とし、大きなイベントでは、必ず全員が参加します。太鼓数が足らないため、「孟宗竹」を利用して演奏しています。その他、各地の演奏活動では、人数、太鼓数が限られているため、レギュラーメンバーを設けて活動しています。練習は、仕事が終わってから行なっています。
 主な演奏活動では、恵那市内外から、また、様々な地域のイベントから演奏依頼を受け演奏をさせていただいています。日ごろのお礼を込め、神社のお祭りなど、地域の小さなイベントにも参加させていただき、地域との交流を深めることが出来、とても感謝しています。
 恵那たんぽぽの「恵那のまつり太鼓」は、一生懸命打つ太鼓です。一生懸命太鼓を演奏することにより打ち手から聴いてくださる方へと気持ちが伝わっていくことを実感しております。たくさん練習をして演奏を聴いて下さる方々に何かを感じていただけたら幸いです。これからも一人ひとりが一生懸命心を込めた演奏をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
 
静岡県
 
 
 1999年6月、現在の村上代表により結成したグループで、障害を持っている人たちを対象に、太鼓を通して障害のある人たち及び地域の人たちとの交流を目的にしております。
 結成当初、演奏ができるだろうかと心配しましたが、太鼓仲間の理解と応援もあり、月2回の練習にみんな楽しく一生懸命に取り組み、1年を経過した頃より人前でも演奏が出来るようになりました。今では4曲ほどマスターし、静岡市内の行事や施設等の夏祭りには毎年参加し、演奏活動を行っています。
 知的障害者・ダウン症・自閉症・身体に障害のある11歳の児童から63歳までの会員と講師を含めた6人のスタッフが練習に励んでいます。
 太鼓の演奏活動をすることにより、障害を持つ人たちと持たない人たちとが交流でき、少しずつではあるが地域の人たちの理解を得てきています。
 障害のある人たちと一緒に楽しみ、太鼓を通して共に社会参加の場(心のバリアフリー)作りをしている静岡ハンディキャップ太鼓の会です。
 
長野県
 
 
 古塔山びこ太鼓は平成13年9月に有志でスタートしました。現在職員3名、メンバー6名の仲間で月2回練習しています。第5回大会では初めて大舞台に立たせて頂きました。その感動をいつも胸に全員が心一つにし、一生懸命演奏するということを目標にこれからもやっていきたいと思っています。大勢の方遠の前で太鼓を打つ事により、精神障害者の理解を1人でも多くの方に知っていただけたらと願っています。それにより地域の皆様との交流と同時に持久力、協調性を高める力、そして働くことへの意欲を身につけ、仲間との和を大切に自分にもっともっと自信を持ち、何事に対しても前向きに進んでいってほしいと思っています。これからも小口先生はじめ、多くの方達の励ましや、温かなまなざしを受けながらメンバー共々活動を続けていきます。今日演奏する曲は仲間が作曲してくれた曲です。聴いて下さい。
 
大阪府
 
 
 知的障害児の生活施設、豊里学園の子供たちとボランティアからなるチームで、平成13年に「豊里学園 和太鼓 鼓粋 KOIKI」を結成。2002年5月には「ニューヨーク和太鼓コンサート」に参加、2003年6月には「鼓粋コンサート」を開催いたしました。また「日本太鼓全国障害者大会」の出場も今年で3回目を迎えます。和太鼓を通じて心と身体の健康を育み、礼儀や協調性を養い、お互いに助け合うチーム作りを目指し、「太鼓を学ぶのではなく、太鼓から学ぶ」をモットーにしております。チームを結成して4年目を迎え、メンバー一同気持ちを新たにして、「エイブル=できる・可能性」を信じ、多くの人に演奏を聞いていただき感動と涙を与えたいと思っております。







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