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9. 新潟市(にいがたし)ろうあ協会(きょうかい) 万代太鼓豊龍会(ばんだいだいこほうりゅうかい)
新潟県
 
 
 新潟市ろうあ協会万代太鼓豊龍会では、音楽の好きな仲間づくりと文化活動推進のための、いろいろな活動を行っています。「継続は力なり」と申しますが、私たち万代太鼓は昭和56年6月創設以来毎週欠かす事なく練習を重ねてまいりました。メンバーは勿論、全員ろう者で万代太鼓の元祖「飛龍会」の先生のご指導のもと、厳しい太鼓の練習に打ちこんできました。
 現在のメンバーは10人で、週1回の練習の他、新潟まつりのパレード参加や福祉団体の各種行事等で披露し、活躍しております。
 特に昭和61年7月に万代太鼓「豊龍会」と命名。近年では、平成7年2月に新潟−ガルベストン(米国)姉妹都市提携30周年記念、芸能代表として披露。又、平成10年7月にも新潟開港130周年記念ロシア・ウラジオストク訪問団の芸能代表として披露し、国際交流を深めることが出来ました。
 平成13年の6月に第49回全国ろうあ者大会に出演、次に11月にも第5回日本ろう者太鼓同好会新潟公演&新潟市ろうあ協会万代太鼓豊龍会結成20周年記念リサイタルが地元の新潟市で開催されました。
 
島根県
 
 
 私たち仁寿太鼓は、島根県の奥出雲に位置する掛合町〜緑豊かな自然に恵まれた知的障害者施設のチームです。
 結成16年を迎え、この大会も6回目の出場となりました。4月には当園も開園20周年を迎え、記念式典では、<祝い太鼓>を演奏し、今まで鳴り物だけを担当していたメンバーも初めて太鼓に挑戦をしました。
 この大会に参加させていただいた事によって得た感動が、メンバー全員の太鼓に対する心を希望へと導いていただきました。この大会を通じて全国の太鼓仲間と共有できる感動を胸に一層充実した太鼓活動ができることを願っております。
 
愛媛県
 
 
 「ろうあ者も頑張れば太鼓が打てるはず!」そんな思いで昭和62年7月、耳の聞こえない仲間が集まりました。日本太鼓の勇壮な響きを何とか自分たちで表現したいと、伊予三島磐座太鼓保存会の指導を受け、3年間基礎練習を続けました。そして平成2年5月、伊予三島福祉会館落成式にて初舞台を踏みました。この様子は広く全国に紹介され、私たちの良い思い出となっています。
 その後、グループの名前を「いわくら太鼓ろうあ部会・鼓龍会」とし、愛媛県内県外を問わず出かけて行って太鼓を披露しています。
 私たち耳の聞こえない者にとって、リズムを掴んだり音を合わせたりすることは大変難しいことです。しかし、私たちは目で仲間のバチの動きを追い、身体で太鼓の響きを感じ取りながら何度も練習を繰り返し、音を合わせています。
 この太鼓の活動を通して、私たちの社会参加の機会が広がり、聴覚障害者に対する色々な意味での理解が深まることを願っています。
 
福島県
 
 
 やまびこ太鼓は、知的障害児(者)の余暇の活用の一環として、あぶくま養護学校高等部の生徒を中心に平成11年に結成しました。
 現在会員は、12名で、月2回親子で練習に励んでおります。ここ福島県郡山市には、うねめ太鼓保存会という素晴らしい太鼓のチームがあり、やまびこ太鼓は、うねめ太鼓保存会と片平公民館の理解と協力によりまして、ここまで来ることができました。障害者が地域の方々に受け入れられ、育まれてきましたことは、我々親子にとって大きな喜びであり感謝です。やまびこ太鼓は楽しむことを目的に活動していますので腕前は?ですが演奏に招かれた先々で聴衆に感動与え好評を得ています。







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