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5 手取亢龍太鼓保存会(てどりこうりゅうだいこほぞんかい) 石川県
 
 
 「手取亢龍太鼓保存会」は、古来より石川県川北町に伝わる虫送り太鼓を基本として、平成2年に結成されました。
一、荘厳で美しくそびえる<霊峰白山>
一、豊かな自然の恵みをもたらし、かつては暴れ川とも呼ばれた<手取川>
一、勇壮な炎の祭典<手取の火祭り>
一、川北町出身の剣豪<草深甚四郎>
 など、川北町の自然や文化を表現し、水害によって亡くなった多くの人々への鎮魂と明日への希望を込めて、地元に伝わる虫送り太鼓を、大小の桶胴太鼓、締太鼓等で表現し、演奏しています。平成5年9月からは川北町との友好都市中国・興城市やフィリピン・マニラ市、ハワイ・ホノルル市での海外公演をはじめ、国内外の各種イベントでの公演を数多く行ってきました。2001年暮れの31日には『金沢城で新春を祝う』に出演、NHKの『ゆく年くる年』の中で放送されました。2002年は、横浜での『ワールドカップサッカー』決勝戦前夜祭に出演し観客とともに、楽しいひとときを過ごしました。
 平成6年度より学校週5日制に伴う青少年講座の一つとして、後継者育成も兼ねて指導を行い、平成10年には手取亢龍太鼓『若鮎組』が誕生しました。
 現在保存会のメンバーは、26名で、男性15名、女性11名の構成で活動しています。私たちは、この太鼓の全身を震わせる響きが、聞く人々に感動と意欲を与え、明日への限りない発展のエネルギーとなることを信じ願っています。
 
代表者 安江信寿
北川 進  吉田光勲  原田 茂  川端輝雄  田中昌幸
倉元正義  吉本義徳  樹下武史  北川葉子  川原恵美
中山初枝  東 英津子  吉本美恵  木野由里
 
 
 
 東京近郊の山中にある秩父地方は、伝統を持つ夜祭りで知られています。このお祭りは、日本三大夜祭りの一つであり、300年前から毎年12月に3日間開かれています。神が宿る20トンもの豪華な6基の山車が繰り出されます。それぞれの山車を引く150〜200人の人達を鼓舞するため、山車の上で演奏されるのがこの屋台囃子です。
 当保存会が発足したのは、1954年です。この年11月に高野右吉(初代会長)を中心とするメンバーが「全関東祭囃子コンクール」で優勝したのを機に秩父屋台囃子保存会が結成されました。
 1955年には、埼玉県から無形文化財に指定され、また1985年には、文化財指定30周年を記念して太鼓道場を設立、外国人を含む900人余りの弟子を生み出しています。
 
代表者 高野右吉
高野美由紀  高野美和  高野正剛  高野忠之  斉藤武志
加藤武信  富田義治  新井孝和
 
 
 
 御諏訪太鼓は太古より農耕武勇の神として全国的な崇敬を集めている信濃の国一之宮諏訪大社の太々神楽を伝承し、今から450数年前、永禄4年9月、川中島合戦に於いて、武田信玄がこの太鼓で将兵の士気を鼓舞し有利な戦を展開したと伝えられる郷土芸能であり、今日に息づく諏訪人の雄叫びです。
 東京オリンピック、長野オリンピックの作曲指揮演奏をはじめとして我が国で開催される各地の文化祭やイベントにはほとんど出演し国際公演も既に70カ国を数え高い評価を得ています。
 映画テレビも数多く出演しNHK大河ドラマ武田信玄、織田信長ほか、民放に多数出演、日本三大太鼓の筆頭と称され、全国各地に540のチームを指導育成し、またアメリカ、カナダ、シンガポール、フランス等にも支部を持ち内外に亘って日本太鼓の普及と振興拡大をはかっている日本太鼓の開祖です。
 
代表者 小口大八
古屋邦夫  松枝明美  後藤浩一  福野富子  古屋大邦
 
 
 
 気仙町けんか七夕祭りは長い歴史と伝統があり、岩手県の民俗無形文化財に指定されている山車七夕祭りです。その山車の上で鳴らされる「おはやし」を舞台用に脚色したものが「けんか七夕太鼓」であり、「あゆみ太鼓」、「休み太鼓」、「けんか太鼓」で構成し、祭りの一日の様子を表現しています。
 「けんか七夕太鼓」は国内外を公演してまわることでその音の魅力が多くの人々に感動を与え、また地元の人々に活力を与えてきました。
 太鼓の打ち方には三種類あり「小太鼓」、「締太鼓」、「大太鼓」と順に打ち始め、それぞれ別の打ち方が一体となり、そこに笛や群け声がはやしたて、祭りの雰囲気を表現します。その音は打ち手のみならずその周囲をも興奮の渦へといざないます。その音を全身で感じ取り舞台の祭りに参加するつもりで身体を動かし、声を出して聴いていただければ新たな感動が生まれるものと確信いたします。
 
代表者 河野和義
村上恭一郎  菅野 剛  金野新二  菅野幹男  荒木 真
板林浩之  菅野誠志  中山 浩  浅沼文彦  菅野貴浩
菅野英悦  熊谷仁克  久納順子  松本礼人
 
 
 
 1985年2月に山形県太鼓連盟創設(後に現在の山形県支部)。同時に全日本太鼓連盟(後に現在の財団法人日本太鼓連盟)に加盟。
 当時11団体でしたが、現在は18団体で活動しています。主な事業として、毎年開催の和太鼓講習会、隔年開催の和太鼓フェスティバル等を軸に、財団法人日本太鼓連盟等から助成支援を受けながら、和太鼓文化の保存・伝承に努めてきました。
 今回は、支部長龍連山の創作・指導による鼓曲“奥州・出羽の轟き”。鼓の心・技・体、鼓動共感お楽しみ下さい。
 
過去の合同チームでの出演
・1992年 第47回国民体育大会(山形県開催)開会式
30余名揃い打ち 曲:大地の響き
・1997年 第10回ねんりんピック97開会式
60余名大太鼓揃い打ち 曲:龍鼓
・2002年 第53回全国植樹祭 開会式
40余名大太鼓揃い打ち 曲:森羅万象
 
代表者 龍 連山
龍 寛  龍 健  庄司恒一郎  菊地恵理  奥山福治
片桐 孝  相澤美沙  森谷義徳  山口昌樹  白木隼介
横田香里  山口幸子  進藤喜一郎  二瓶 満  齋藤公乃
伊藤裕介  相馬弘子  金 眞姫  最上奈央子  新妻裕美
西塚 梢  矢作洋子  星川さやか  瀬谷真理  奥山奈緒美
大類好彦  高橋良一  星川剛志  三上哲也  木内恵理子
遠藤千鶴  青山真由美







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