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(4)便別・エリア別の利用特性
(1)便別利用特性
 利用が最も多かったのは第2便で584人(38%)、次に多かったのが第5便で371人(24%)であった。第2便で八戸市街へ買物に行き、第5便で村内に戻るライフスタイルの存在がうかがわれる。
 
(2)エリア別利用特性
 最も利用が多かったのは村内東線で648人(42%)、次に多かったのが村内西線で467人(30%)、東線の利用者が多い理由としては、東線の走行する地域が既存の公共交通の空白域であったことが主な要因であると考えられる。
 また、基幹路線については1月11日の改定以降、予約なしで乗車できるようになったので、実際の利用者はこの人数より多くなった。
 
図5-11 便別利用者数(N=1550)
 
図5-12 エリア別利用者数(N=1550)
 
(3)エリア別・便別特性
(1)村内東線(1便:77人、2便:248人、3便:57人、4便:42人、5便:222人)
 第2便の248人(38%)と第5便の222人(34%)が特に多い。この2便で村内東線の利用者の72%を占める。
 
(2)村内西線(1便:61人、2便:177人、3便:48人、4便:運行なし、5便:181人)
 村内西線についても、村内東線と同様に第2便の177人(38%)と第5便の15人(39%)の利用者が特に多い。この2便で村内西線の利用者の77%を占める。
 
(3)基幹路線(1便:87人、2便:144人、3便:31人、4便:10人、5便:147人)
 基幹路線については、第5便の利用者が最も多く419人(35%)である。また、第2便の利用者が144人(34%)、第1便の利用者が87人(21%)であり、この3便の利用者が特に多い。
 
(1)乗降場所の特性
 
(1)村内東線(のべ利用者数:646人)
 乗車場所として多かったのが、バーデハウス(169人(26%))や、福地局前(112人(17%))だった(基幹路線等からの乗り継ぎを含む)。上記以外では、村内南東部を中心とした既存バス路線がない地区からの乗車が多く(早坂18人、小村商店前26人、中村〜椛木134人)、これらの地域の生活交通を担っていたことが伺える。目的地も、出発地の場合と同様の傾向が見られる。
 
図5-13 村内東線のバス停別乗車人数および降車人数
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