日本財団 図書館


(8)運賃案
 基本的に福地村民を対象とする実験とし、以下の運賃設定をおこなう。
 なお、開業時1週間(11月中)は体験期間として、12日から有償運行を目指す。
 
※平成17年1月11日以降、日赤病院〜八戸中心部・ラピア間は200円に改訂した。
 
(9)その他(一部会員登録、乗降車ルート)
 DRTの朝1便及び夕方2便は青い森鉄道に接続するため、学生を対象とした会員登録制とする。
 なお、基幹路線は福地村民のみの利用とするため、八戸ラピアBT行きについては、八戸市内バス停は、降車のみ取扱う。また、福地村行きについて、八戸市内バス停は乗車のみ取扱う。
 
(10)実験計画のまとめ
【実験期間】
:2004年11月17日(水)〜2005年2月4日(金)3ヶ月間
(12/31、1/1は除く) 期間延長の場合、2月16日(水)
【サービス内容】○福地村村内を東西エリアに分け、2台の車両にて運行。
○予約に応じて、東西エリアのルートが変動する(4ルートより選択)
○利用者は、ミーティングポイントと呼ばれる箇所から乗降可能。
○利用にあたっては、村内出発時刻90分前までに予約センターに要連絡
○朝夕の通勤通学時間帯は、定期予約制で苫米地駅鉄道接続便を運行
(※本サービスは12月より運行予定)
【対象車両】 :バス車両(ノンステップバス)、タクシー車両(ハイエース)
【サービスエリア】
福地村村内 :ノンステップバス(西エリア)とジャンボタクシー(東エリア)で運行
福地村八戸間 :ノンステップバス(西エリア直通)で運行
 
図4-5 乗合バス(村内アクセスバス・基幹バス)実験イメージ
 
【対象便数】5便
福地村⇒八戸方面
8:20出発 (日赤HP行)
10:50出発 (ラピアBT行)
14:30出発 (ラピアBT行)
八戸方面⇒福地村
11:35出発 (ラピアBT発)
15:15出発 (ラピアBT発)
 
 これまで整理した実験案を踏まえ、実験実施に向けた予約・運行管理システムの設計を行い、構築した。
(1)全体概要
 今回の運用実験における福地村DRT予約・運行管理システムは、予約管理システムとGPSシステムを活用した運行管理システムにより構成されている。
 
1. 予約管理システム
 予約管理システムでは、バスの乗車希望者から連絡を受け、空席情報を確認し、予約内容のデータを管理するシステムで、利用者からの予約管理とアクセスバスにおける運行ルート・乗車バス停へのバスの到着時間を算出するシステムである。
 あわせて、予約者の乗降リスト等を作成し、バス運転者への連絡リストを作成する。
2. 運行管理システム
 携帯電話のGPS機能とそれを管理するパソコンにより、車両の走行位置確認・運行状況(移送サービス、回送中等)を判断するとともに、メール機能を活用し運転者への連絡を行う。なお、予約連絡等の通話に際してはハンズフリーを活用するものと、安全運転への対応を図る。
 
図4-6 予約・運行管理システムの全体イメージ
 
(2)予約・運行手続きの流れ
 利用者の予約受付から、運行ルートの確定・連絡までの流れを以下に示す。
 







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION