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10/26(日) 船舶検査
 新造船に検査員が乗り、神社港を巡航した後、揺れ、重心検査など検査項目に応じて様々な測定が行われ、耐航性が検査された。あわせて救命胴衣など装備品の点検も行われた。
10/29(日) 試連転
 決定した船名「みずき」は伊勢市長の書で、これを船体に取り付け船外機での試運転を行う。
 その後、船は陸上げされ、船体の仕上げを行い、新調した櫓も装備された。
 
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11/13(日) 完成披露(PM1:00〜)
 完成式は神社港「海の駅」前を会場に下記の式次第で行われた。
(1)開会の辞
(2)主催者あいさつ(海の駅、中村氏)
(3)来賓の祝辞(伊勢市長)
(4)命名の儀(東海小型船舶工業会 山田氏)
「舟遊び かのみやびとの それににて みずきいざなう 神います杜」
「いにしえの 舟を浮かべて おんべ川 みずきかぐわし 神います杜」
「いにしえの 舟を浮かべし 勢田川を めぐりたずねん 君まつまちを」
などの歌を披露し、決まった「みずき」の船名と、伊勢市長直筆の船名板を披露する。
(5)除幕式
(6)感謝状の授与
 建造にあたった船大工、出口敬次郎氏、丸林勝美氏、出口正夫氏及び中井正晴氏に伊勢市長から感謝状が授与された。
(7)閉会の辞
(8)餅まき
(9)試乗会
 
○海の駅前に係留されたみずき
 
船名:伊勢型木船 みずき
部材名 材質 部材寸法(mm)×数量
長さ 厚さ 数量  
(船体)
上だな 両舷 12,000 800 36 2ケ 0.691
中だな 両舷 12,000 850 36 2ケ 0.734
しき 中央 10,000 850 75 1ケ 0.638
こべり 両舷 12,000 150 90 2ケ 0.324
あおりすれ 両舷 12,000 45 20 2ケ 0.022
床(とこ) 2,000 180 150 1ケ 0.054
みよし 3,000 1,000 75 1ケ 0.225
横張り 3,000 80 120 3ケ 0.086
舮ちり 2,000 400 60 2ケ 0.096
スバン 中だな 2,000 240 120 5ケ 0.288
スバン 上だな 1,000 180 120 6ケ 0.130
2,000 90 90 6ケ 0.097
板子 8,000 2,200 24 1ケ 0.422
板子根太 7,000 90 60 5ケ 0.189
船首甲板 4,000 2,200 30 1ケ 0.264
船尾甲板 2,000 1,500 30 1ケ 0.090
船首尾甲板 横張り 2,000 90 60 8ケ 0.086
戸立て 2,000 800 75 1ケ 0.120
船首尾隔壁 2,000 1,000 36 2ケ 0.144
船室手摺 7,000 70 45 2ケ 0.044
 
屋根 7,000 90 75 4ケ 0.189
タルキ 2,000 65 45 80ケ 0.468
2,000 90 90 6ケ 0.097
屋根板 7,000 150 15 28ケ 0.441
破風 2,000 60 36 4ケ 0.017
2,000 200 30 4ケ 0.048
合計 6.004
 
ノコギリ類
(1)中目ノコ(すり合わせ用)
(2)中目ノコ(すり合わせ用)
(3)ヒキマワシ (4)シャクリノコ (5)両刃ノコ
 
マキハダ打ち用具
(1)クチアケ (2)ヤトク (3)ヤトク







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