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表彰式典
The FESCO Award Ceremony
平成16年度表彰式典次第
第1部 表彰式
9:50 開場
常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご臨席
10:45 開式
国歌斉唱
会長あいさつ
表彰選考委員会委員長あいさつ
表彰状並びに副賞の贈呈
来賓代表「内閣総理大臣」祝辞
常陸宮殿下のおことば
常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご退席
12:00 閉式
 
第2部 祝賀会
12:20 開宴
13:30 閉宴
 
後援 内閣府 総務省 外務省 文部科学省 厚生労働省 国土交通省
協力 日本財団
(平成16年11月15日 東京都港区東京全日空ホテル)
 
会長挨拶
 
 本日ここに常陸宮殿下、常陸宮妃殿下のご臨席を仰ぎ、平成16年度社会貢献者表彰式典を開催できますことは、多事多難と申すべき世の中で、まことに明るく嬉しいこととして心から感謝申し上げます。
 また本席には、内閣総理大臣並びに関係各大臣の代理の方々をはじめ、多数のご来賓の出席を頂戴いたしまして、盛大に表彰式典の開催が可能になりましたことに対しましても厚く御礼申し上げる次第でございます。
 さて、本日受賞されます皆様方は、社会の各分野において献身的にご活躍され、特に優れた功績を挙げられた方々でございます。また、小、中学生の読書推進に積極的に取り組まれた方々も表彰させて頂いております。皆様方の長年にわたるたゆまぬご努力と、ご家族の皆様の暖かく、力強いご協力に対しましても、深い敬意を表するものでございます。
 また、人命救助、事故防止などの活動に際し、身の危険をも顧みず尽力されている方々のご苦労に感謝いたしますとともに、そのために尊いお命までも捧げられた方に対しまして、ここに謹んで弔意を表し、ご冥福をお祈り申し上げます。
 世のため、人のために尽くされた方々を表彰いたします本式典も、昭和46年以来、本年で34回を数え、これまでに11,500名余の方々を表彰させていただきました。
 この間皇室をはじめ関係各位より絶大なお力添えを頂戴いたしましたことに対し、改めて厚く御礼申し上げますとともに、今後も引き続きご支援をお願い申しあげます。
 受賞者の皆様におかれましては、その貴重な経験を生かされ、明るく住み良い社会をつくるために、ますますご活躍くださいますようお祈りいたしております。
 終わりに臨み、ご列席の皆様方のご健康とご多幸とを心からお祈り申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。有り難うございました。
 
平成16年11月15日
社会貢献支援財団 会長 猪熊葉子
 
内閣総理大臣のご祝辞
内閣総理大臣の祝辞を述べられる内閣府大臣官房審議官 中藤 泉 氏
 
 常陸宮同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、「平成十六年度社会貢献者表彰式典」が開催されることを心からお慶び申しあげます。
 表彰を受けられた皆様は、自らの危険を顧みず人命救助に当たられた方を始め、いずれも献身的な活動により社会に対して大きな貢献をされた方々です。皆様の御尽力に対し敬意を表するとともに、尊い行為により亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。
 安心して安全に生活できる社会を実現するためには、国民人一人の他者への思いやりにあふれた自発的な取組が重要です。皆様方を始め多くの方々が、共助の精神で社会貢献されていることを心強く思います。
 今後も、より良い社会の実現のために、皆様方が社会の各分野で一層ご活躍されることを期待します。
 
平成16年11月15日
内閣総理大臣 小泉純一郎
 
祝賀会来賓祝辞
 
 本日は平成16年度社会貢献者表彰式典が、常陸宮殿下、同妃殿下ご臨席の下に滞りなく終わられました。心からお慶び申し上げます。そして何よりも本日表彰を受けられた皆様、本当におめでとうございました。人命救助を初め、社会福祉の増進、或いは国際社会への貢献といった様々な分野で非常に大きな功績を残された皆様方に、心からお祝いとお礼を申し上げたいと思います。また、生命の危険を冒して勇気ある行動をとられ、本日表彰を受けられました方々に改めて敬意を表しますとともに、そのために貴い命を捧げられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げたいと思います。
 昨今の社会は必ずしも明るいことばかりではなく、むしろ非常に厳しい情勢が続いております。特に本年は、相次ぐ台風の上陸、或いは先日の中越地震の発生といったようなことで多くの貴い人命が失われました。被災地には、まだいろいろな形で被災された方々が残されており、出来るだけ早くの復旧をお祈りしたいと思います。国土交通省といたしましても、被災地の復興或いは今後の災害の再発防止に最大限の努力をしているところでございます。このような中で、多くのボランティアの方々が自発的に被災地に集まり、身を挺して働いている姿がテレビ等で報道され、我々に非常に深い感銘を与えております。そういうボランティアの方々、また本日受賞されました様々な分野で活躍されているボランティアの皆様方、今日拝見しましても長年功労を重ねられたお年寄りの方から若い方まで各世代に跨っておられますけれども、そういうお姿を拝見いたしまして、この国の未来も棄てたもんじゃないなという気になったところでございます。
 私、この表彰式典に何回か出席させて頂いておりますが、普通の表彰式ですと、どうしても2時間も経つと退屈してくるものですが、この表彰式典だけは、今度はどんな方が表彰を受けるんだろうと、最後まで非常に関心を持って見守ることができます。また、それぞれの表彰を受けられた方の活動内容を伺いましても胸に迫るものがございます。そういう意味で、本日受賞された方々、本当にご苦労様でございました。これから先も、また多くの方々にその輪を広げて頂き、後に続く方をいろいろとご指導なさいますように、心から私としてお願い申し上げたいと思います。
 最後になりましたが、本日表彰を受けられた皆様の今後一層のご活躍を期待致しますとともに、この社会貢献支援財団がますます御発展されまして、今後いろんな形でのボランティアあるいは社会貢献をされる方々を表彰して頂きますようにお願い申し上げまして、簡単ではございますが私のお祝いの言葉とさせて頂きます。どうも有り難うございました。
 
国土交通省 国土交通審議官 安富正文
 
祝賀会来賓祝辞
 
 ご紹介を受けました日本財団の笹川でございます。本日は常陸宮殿下、そして妃殿下、両殿下のご台臨のもとに、無事に表彰式が終わりましたこと、心からお慶びを申し上げたいと思います。
 もう既に皆様方ご承知のように、私達の日本財団は、全国24の競艇場の売上金のうち、3.3%を頂いて運営しているものでございます。いわば世のため人のために活動して頂く様々な財団にご協力をいたしておる訳でございます。この社会貢献支援財団もその一つでございまして、特に猪熊会長の下で素晴らしい運営をして頂いております。理事、評議員の皆様、そして本日のこの選考委員をお務め頂いた方にも全てボランティアでご協力を賜っていると承っております。私共としましても、こういう素晴らしい組織にご支援が出来るということは大きな誇りのひとつでございます。
 本日受賞された皆様は様々な分野でのお働き、長年のご労苦が実ったわけでございます。心からお慶び申し上げます。残念ながら選考に洩れた方を含めまして実に多くの方々の、この社会の見えないところでのお働きがあってこそ、私達は、日常生活というものを平穏のうちに送れるんだなと、実感をいたした次第でございます。
 また、特に今日は、ハッピーファミリー賞という賞をお受けになられた方の表彰もございました。皆さんご承知のように我が国は少子高齢化でございます。私は出生率が1.36人の時に計算をしたことがございます。これからずうっと1.36人の出生率が続くと仮定しますと、1500年経つと日本人はたった1人になります。私の記憶に間違いなければ、現在この数値は1.28人にまで下がっています。ですから、1500年は更に短縮されて1000年弱で日本人が1人になってしまう。そういう意味で、今日このハッピーファミリーの表彰を受けられた方には心から敬意を表したいと思います。多くのお子様たちが相協力し、両親の深い愛情のもとに生活されている姿を想像しますと、かつての古き良き時代の日本を思わずにはいられません。
 個人的な話で恐縮ですが、私は結婚式での招待がありましても、3人以上のお子さんをお産みになる意思のある方しか出席しないようにしております。その結果、ほとんど結婚式に出る機会がなくなってしまったことは、まことに残念なことでございます。若者達がすばらしいご家庭を作るためにも、是非、3人以上のお子様をお願いしたいものです。
 話が若干逸れましたが、今日表彰を受けられた方々のみならず、ここにご参加の皆様方、その他多くの人たち一人一人の地道な活動の積み重ねによって、住み良い、素晴らしいこの日本を更に継続して発展させ、より良い社会が出来てゆくのではないかと思っております。
 本日は本当にお目出度うございました。
 
日本財団理事長 笹川陽平







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