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I. 日本(にほん)の学校(がっこう)の仕組み(しくみ)
 下(した)の図(ず)は、日本(にほん)の教育制度(きょういくせいど)を簡単(かんたん)に表した(あらわした)ものです。
 小学校(しょうがっこう)までの教育(きょういく)は選択性(せんたくせい)です。小学校(しょうがっこう)から中学校(ちゅうがっこう)までの9年間(ねんかん)は義務教育(ぎむきょういく)となっています。中学校卒業後(ちゅうがっこうそつぎょうご)、日本(にほん)では90%以上(いじょう)の人(ひと)が高等学校(こうとうがっこう)へ行きます(いきます)。
 
 
 中学校(ちゅうがっこう)は義務教育(ぎむきょういく)で、落第(らくだい)することはありません。しかし、高校(こうこう)では、成績(せいせき)が悪かったり(わるかったり)、欠席(けっせき)が多かったり(おおかったり)すると、進級(しんきゅう)や卒業(そつぎょう)ができなくなることがあります。高校(こうこう)の規則(きそく)は学校(がっこう)ごとに違い(ちがい)ます。
 
 15歳(さい)以上(いじょう)で、日本(にほん)の中学校(ちゅうがっこう)を卒業(そつぎょう)するか、または、外国(がいこく)の教育(きょういく)を9年(ねん)終了(しゅうりょう)した人(ひと)なら、誰(だれ)でも受検(じゅけん)する資格(しかく)があります。
 もし外国(がいこく)で8年間(ねんかん)、教育(きょういく)を受けた(うけた)場合(ばあい)は、
(1)日本(にほん)の学校(がっこう)で1年間(ねんかん)教育(きょういく)を受ける(うける)か、あるいは、
(2)毎年(まいとし)11月(がつ)初旬(しょじゅん)に行われる(おこなわれる)「中学校(ちゅうがっこう)卒業(そつぎょう)認定試験(にんていしけん)」に合格(ごうかく)することが、条件(じょうけん)になります。
 
*高校(こうこう)を卒業(そつぎょう)すると、大学(だいがく)、短期大学(たんきだいがく)、専門学校(せんもんがっこう)への入学試験(にゅうがくしけん)を受けられます(うけられます)。
*ほとんどの企業は、高校(こうこう)を卒業(そつぎょう)することを採用条件(さいようじょうけん)にしているので、就職(しゅうしょく)に有利(ゆうり)になります。
 
 行く(いく)時間(じかん)によって3つの種類(しゅるい)があります。昼(ひる)の高校(こうこう)と、夜(よる)の高校(こうこう)と、毎日(まいにち)行かなくても(いかなくても)よい通信制(つうしんせい)の高校(こうこう)の3つです。下の表(ひょう)に、平均的(へいきんてき)な例(れい)をまとめました。
 各学校(かくがっこう)には「学校案内(がっこうあんない)」という冊子(さっし)がありますから、取り寄せて(とりよせて)よく見て(みて)みましょう。
 
全日制(ぜんにちせい) 定時制
(ていじせい)※1
通信制(つうしんせい)※2
通学日(つうがくび)・時間(じかん) 毎日(まいにち)
8:30〜16:00
毎日(まいにち)
17:30〜21:00
自主学習(じしゅがくしゅう)と、月(つき)に数回(すうかい)スクーリングという授業 9:30〜
一日(いちにち)の勉強時間(べんきょうじかん) 50分授業(ごじゅっぷんじゅぎょう)が6時間(じかん) 45分授業(よんじゅうごふんじゅぎょう)が4時間(じかん) スクーリングは45分授業(よんじゅうごふんじゅぎょう)
日曜日(にちようび):年間(ねんかん)18回(かい)
(静岡中央高校(しずおかちゅうおうこうこう)、沼津西高校(ぬまづにしこうこう)、浜松南高校(はままつみなみこうこう))
水曜日(すいようび):年間(ねんかん)20回(かい)
(静岡中央高校(しずおかちゅうおうこうこう))
卒業(そつぎょう)までの年数(ねんすう) 3年(ねん) 3年以上(さんねんいじょう) ※3 3年以上(さんねんいじょう)
設置学科(せっちがっか) 普通科(ふつうか)
専門学科(せんもんがっか) ※4
総合学科(そうごうがっか) ※5
普通科(ふつうか)
専門学科(せんもんがっか)
(工業科(こうぎょうか)、商業科(しょうぎょうか))
普通科(ふつうか)
その他(た)   給食(きゅうしょく)があります 静岡中央高校(しずおかちゅうおうこうこう)
※1 浜松城南高校(はままつじょうなんこうこう)(平成18年度から大平台に移転)、新居高校(あらいこうこう)には、昼間部(ちゅうかんぶ)(昼の部(ひるのぶ))があります。
※2 各科目(かくかもく)ごとに出された(だされた)課題(かだい)をレポートで提出(ていしゅつ)し、添削指導(てんさくしどう)を受けながら(うけながら)学習(がくしゅう)し、月(つき)2〜3回(かい)登校(とうこう)して先生(せんせい)から直接指導(ちょくせつしどう)を受けます(うけます)。
※3 基本的(きほんてき)には4年(ねん)。通信制(つうしんせい)との併修(へいしゅう)などによって3年(ねん)で卒業(そつぎょう)することも可能(かのう)です。
※4 専門学科(せんもんがっか)には、工業科(こうぎょうか)、商業科(しょうぎょうか)、農業科(のうぎょうか)、芸術科(げいじゅつか)、国際科(こくさいか)などがあります。
※5 総合学科(そうごうがっか)は、普通教科(ふつうきょうか)と専門教科(せんもんきょうか)を自由(じゆう)に選択(せんたく)できる学科(がっか)です。
 
 商業科(しょうぎょうか)、工業科(こうぎょうか)、農業科(のうぎょうか)、情報科(じょうほうか)などでは、さまざまな資格(しかく)を取る(とる)ことができ、就職(しゅうしょく)の際(さい)に有利(ゆうり)になります。これらの資格(しかく)は国際的(こくさいてき)に通用(つうよう)するものではありませんが、技術(ぎじゅつ)の基本(きほん)を身に(みに)つけることができるので、どこに行っても(いっても)役に立つ(やくにたつ)ものであると言える(いえる)でしょう。
 
 公立高校(こうりつこうこう)は、県(けん)や市(し)が運営(うんえい)しているので、授業料(じゅぎょうりょう)などの費用(ひよう)があまりかかりません。私立高校(しりつこうこう)は、一般(いっぱん)に公立高校(こうりつこうこう)より2〜3倍(ばい)多く(おおく)の費用(ひよう)がかかります。
 選抜試験(せんばつしけん)の日程(にってい)や仕組み(しくみ)も私立高校(しりつこうこう)では異なり(ことなり)ます。
 
公立高校(こうりつこうこう) 私立(しりつ)の全日制(ぜんにちせい)
(例(れい))
全日制(ぜんにちせい) 定時制(ていじせい) 単位制(たんいせい) 通信制(つうしんせい)
入学検定料(にゅうがくけんていりょう) 2,200円(えん) 950円(えん) 950円(えん) なし 15,000円(えん)
入学料(にゅうがくりょう) 5,650円(えん) 2,100円(えん) 2,100円(えん) 500円(えん) 70,000円(えん)
制服(せいふく) 40,000〜50,000円(えん) なし なし なし 約(やく)70,000円(えん)
その他(た) 約(やく)50,000円(えん)
(学年費(がくねんひ) 第1学年(だいいちがくねん))
約(やく)40,000円(えん)
(学年費(がくねんひ) 第1学年(だいいちがくねん))
約(やく)21,000円(えん)
(教材費含(きょうざいひふくむ))
約(やく)29,000円(えん)
(教材費含(きょうざいひふくむ))
施設拡充費(しせつかくじゅうひ)
110,000円(えん)
合計(ごうけい) 約(やく)100,000円(えん) 約(やく)43,000円(えん) 約(やく)24,000円(えん) 約(やく)30,000円(えん) 約(やく)265,000円(えん)
*入学料(にゅうがくりょう)は入学(にゅうがく)の時(とき)に払います。
 
公立高校(こうりつこうこう) 私立の全日制(ぜんにちせい)
(例(れい))
全日制(ぜんにちせい) 定時制(ていじせい) 単位制(たんいせい) 通信制(つうしんせい)
授業料(じゅぎょうりょう)(年(ねん)) 115,200円(えん) 21,000円(えん) 1,680円(えん)
(1単位(たんい))
1,250円(えん)
(1科目(かもく))
300,000円(えん)
教科書(きょうかしょ)・教材(きょうざい) 約(やく)15,000円(えん) 5,000〜7,000円(えん)     約(やく)15,000円(えん)
PTA等(など)(年(ねん)) 約(やく)20,000円(えん) 約(やく)10,000円(えん)     30,200円(えん)
修学旅行(しゅうがくりょこう)
積み立て(つみたて)(年(ねん))
約(やく)50,000円(えん) 約(やく)30,000円(えん) 参加者(さんかしゃ)のみ なし 144,000円(えん)
給食(きゅうしょく)(年(ねん)) なし 26,000〜51,000円(えん) なし なし なし
その他(た)(年(ねん)) 約(やく)40,000円(えん) 約(やく)25,000円(えん) 実習費(じっしゅうひ)600円(えん)
(1科目(かもく))
  施設設備費(しせつせつびひ)
108,000円(えん)
合計(ごうけい)(年(ねん)) 約(やく)240,000円(えん) 約(やく)130,000円(えん)     約(やく)600,000円(えん)
*授業料(じゅぎょうりょう)は年(ねん)3回(かい)に分けて(わけて)払い(はらい)ます。(静岡中央高校(しずおかちゅうおうこうこう)は、年(ねん)2回(かい))
*教科書(きょうかしょ)などの教材費(きょうざいひ)、PTA後援会費(こうえんかいひ)、修学旅行(しゅうがくりょこう)の積立金(つみたてきん)などは、高校(こうこう)ごとに決められて(きめられて)います。
*定時制(ていじせい)の教科書代(きょうかしょだい)は、1年間(ねんかん)に90日以上(にちいじょう)働いた(はたらいた)(アルバイトでも可(か))生徒(せいと)は全額補助(ぜんがくほじょ)されます。
*定時制(ていじせい)の給食代(きゅうしょくだい)は、1年間(ねんかん)に90日以上(にちいじょう)働いた(にちいじょう)(アルバイトでも可(か))生徒(せいと)は一部補助(いちぶほじょ)されます。
 
 経済的理由(けいざいてきりゆう)により、授業料(じゅぎょうりょう)を払う(はらう)のが難しい人(むずかしいひと)は、授業料(じゅぎょうりょう)などの全部(ぜんぶ)か、一部(いちぶ)が免除(めんじょ)されます。または、授業料(じゅぎょうりょう)を分けて(わけて)払う(はらう)こともできます。
 上記(じょうき)の生徒(せいと)で、通学(つうがく)のための費用(ひよう)が月(つき)に15,000円(えん)を超える(こえる)場合(ばあい)は、遠距離通学補助金(えんきょりつうがくほじょきん)が交付(こうふ)されることもあります。
 詳しく(くわしく)は、入学先(にゅうがくさき)の高校(こうこう)にきいてください。
 
 経済的(けいざいてき)に苦しい(くるしい)けれど、勉強(べんきょう)の意欲(いよく)があり、卒業(そつぎょう)の見込み(みこみ)がある生徒(せいと)・学生(がくせい)に対して(たいして)、学費(がくひ)を貸して(かして)くれる制度(せいど)です。家庭(かてい)の収入額(しゅうにゅうがく)や、成績(せいせき)、在留資格(ざいりゅうしかく)などの条件(じょうけん)があります。(途中(とちゅう)で退学(たいがく)した場合(ばあい)は、お金(おかね)を返さなくては(かえさなくては)なりません)保護者(ほごしゃ)の失職(しっしょく)・破産(はさん)・会社(かいしゃ)の倒産(とうさん)・病気(びょうき)・死亡(しぼう)、または火災(かさい)、風水害等(ふうすいがいなど)にあった人(ひと)のための奨学金(しょうがくきん)などの制度(せいど)もあります。
 詳しく(くわしく)は、入学先(にゅうがくさき)の高校(こうこう)で相談(そうだん)してください。
 
◆日本学生支援機構(にほんがくせいしえんきこう)
対象者(たいしょうしゃ):学校(がっこう)の成績(せいせき)と家庭(かてい)の収入条件(しゅうにゅうじょうけん)を満たし(みたし)、学校長(がっこうちょう)の推薦(すいせん)を受けた(うけた)人(ひと)。
在留資格(ざいりゅうしかく)が「永住者(えいじゅうしゃ)」または「永住者(えいじゅうしゃ)の配偶者等(はいぐうしゃとう)」の人(ひと)。保証人(ほしょうにん)が必要(ひつよう)。
貸与額(たいよがく):月(つき) 18,000円(えん)(国立(こくりつ)、公立(こうりつ)の高校等(こうこうなど)の在学者(ざいがくしゃ)で自宅通学(じたくつうがく))
月(つき) 23,000円(えん)(国立(こくりつ)、公立(こうりつ)の高校等(こうこうなど)の在学者(ざいがくしゃ)で自宅通学(じたくつうがく)していない者(もの))
月(つき) 30,000円(えん)(私立(しりつ)の高校等(こうこうなど)の在学者(ざいがくしゃ)で自宅通学(じたくつうがく))
月(つき) 35,000円(えん)(私立(しりつ)の高校等(こうこうなど)の在学者(ざいがくしゃ)で自宅通学(じたくつうがく)していない者(もの))
 
◆静岡県高等学校等奨学金(しずおかけんこうとうがっこうとうしょうがくきん)
対象者(たいしょうしゃ):県内(けんない)に住み(すみ)、在留資格(ざいりゅうしかく)が「永住者(えいじゅうしゃ)」または「永住者(えいじゅうしゃ)の配偶者等(はいぐうしゃとう)」の人(ひと)。
貸与額(たいよがく):通学条件(つうがくじょうけん)に応じて(おうじて)、18,000〜35,000円(えん)(日本学生支援機構(にほんがくせいしえんきこう)と同じ(おなじ))
 
◆静岡県(しずおかけん) 定時制(ていじせい)・通信制(つうしんせい)修学奨励費(しゅうがくしょうれいひ)貸与(たいよ)
対象者(たいしょうしゃ):県内(けんない)の定時制過程(ていじせいかてい)又は(または)通信制過程(つうしんせいかてい)の在学者(ざいがくしゃ)で、経済的(けいざいてき)収入(しゅうにゅう)を得る(える)職業(しょくぎょう)に就いて(ついて)おり、年間収入(ねんかんしゅうにゅう)が279万円以下(まんえんいか)の場合(ばあい)。
受給額(じゅきゅうがく):月(つき)14,000円(えん)の貸与(たいよ)(静岡県高等学校等(しずおかけんこうとうがっこうなど)奨学金(しょうがくきん)と併せて(あわせて)貸与(たいよ)を受ける(うける)ことはできない)
※卒業(そつぎょう)を条件(じょうけん)に返還(へんかん)が免除(めんじょ)されます。(途中(とちゅう)で退学(たいがく)すると全額(ぜんがく)返還(へんかん)しなければなりません)
 
 民間(みんかん)の財団(ざいだん)や市町村(しちょうそん)による奨学金(しょうがくきん)もあります。
◆公益信託(こうえきしんたく)カトリック・マリア会(かい)・セント・ジョセフ奨学育英基金(しょうがくいくえいききん)
問い合わせ先(といあわせさき):住友信託銀行(すみともしんたくぎんこう)東京営業部(とうきょうえいぎょうぶ)公益信託事務局(こうえきしんたくじむきょく) 03-3286-8527(平見(ひらみ)さん)
◆あしなが育英会(いくえいかい) 問い合わせ先(といあわせさき):03-3221-0888
対象者(たいしょうしゃ):病気(びょうき)、災害(さいがい)、自殺(じさつ)などで保護者(ほごしゃ)を亡くしたり(なくしたり)、重度後遺障害(じゅうどこういしょうがい)で働けない(はたらけない)家庭(かてい)の子ども(こども)
◆スルガ奨学財団(しょうがくざいだん) 問い合わせ先(といあわせさき):055-962-5610
◆木内建設記念奨学基金(きうちけんせつきねんしょうがくききん) 問い合わせ先(といあわせさき):中央三井信託銀行(ちゅうおうみついしんたくぎんこう)(法人営業第二部(ほうじんえいぎょうだいにぶ)03-5232-8910)
スズキ教育文化財団(きょういくぶんかざいだん) 問い合わせ先(といあわせさき):053-447-8222
 
 高校(こうこう)によっては、独自(どくじ)の奨学金(しょうがくきん)制度(せいど)や、授業料(じゅぎょうりょう)や入学金(にゅうがくきん)の全額(ぜんがく)、一部免除等(いちぶめんじょなど)の制度(せいど)がある学校(がっこう)もあります。
 その他(た)、公的機関(こうてききかん)の実施(じっし)している学費(がくひ)の補助(ほじょ)や貸与制度(たいよせいど)の教育(きょういく)ローンもあります。
 
(1)前期選抜(ぜんきせんばつ)、外国人生徒選抜(がいこくじんせいとせんばつ)※1 2月上旬(がつじょうじゅん)
*前期選抜(ぜんきせんばつ)では、「調査書(ちょうさしょ)」と「学校選択資料(がっこうせんたくしりょう)」が使われます(つかわれます)。
*高校(こうこう)は、この「調査書(ちょうさしょ)」をもとに、中学校生活(ちゅうがっこうせいかつ)の様子(ようす)を評価(ひょうか)し、合否(ごうひ)の資料(しりょう)として使い(つかい)ます。
*「学校選択資料(がっこうせんたくしりょう)」は、(1)面接(めんせつ)、(2)作文(さくぶん)、(3)総合問題(そうごうもんだい)、(4)実技検査(じつぎけんさ)の中(なか)からその高校(こうこう)が決めた(きめた)ものを行います(おこないます)。
*前期選抜(ぜんきせんばつ)で合格(ごうかく)した人(ひと)は、後期選抜(こうきせんばつ)や再募集(さいぼしゅう)に志願(しがん)することはできません。
 
 「調査書(ちょうさしょ)」は、中学校(ちゅうがっこう)で作成(さくせい)され、高校(こうこう)に送られます(おくられます)。調査書(ちょうさしょ)には、中学校(ちゅうがっこう)での学習(がくしゅう)の成績(せいせき)が記録(きろく)されます。学習(がくしゅう)の成績(せいせき)は、日頃(ひごろ)の授業(じゅぎょう)への参加態度(さんかたいど)や提出物(ていしゅつぶつ)の状況(じょうきょう)なども含めて(ふくめて)評価(ひょうか)されます。そのほかにも、行動(こうどう)の評価(ひょうか)や欠席(けっせき)した日数(にっすう)、委員会活動(いいんかいかつどう)の様子(ようす)、その人(ひと)の特技(とくぎ)なども記録(きろく)されます。
 
(2)後期選抜(こうきせんばつ) 3月上旬(がつじょうじゅん)
*後期選抜(こうきせんばつ)は、「調査書(ちょうさしょ)」と「学力検査(がくりょくけんさ)」および「面接(めんせつ)」によって行われます(おこなわれます)。(全県共通(ぜんけんきょうつう))
*「調査書(ちょうさしょ)」は、前期試験(ぜんきしけん)と同じものです。
*「学力検査(がくりょくけんさ)」は、全日制(ぜんにちせい)では5教科(きょうか)(国語(こくご)、数学(すうがく)、英語(えいご)、理科(りか)、社会(しゃかい))です。
 定時制(ていじせい)では作文(さくぶん)または学校(がっこう)が決めた(きめた)教科(きょうか)で行います(おこないます)。実技検査(じつぎけんさ)を行う(おこなう)学校(がっこう)もあります。
*「面接(めんせつ)」の方法(ほうほう)は、学校(がっこう)によって異なり(ことなり)ます。特色(とくしょく)ある面接(めんせつ)を行う(おこなう)学校(がっこう)・学科(がっか)もあります。
 
(3)再募集(さいぼしゅう) 3月下旬(がつげじゅん)
*前期選抜(ぜんきせんばつ)と後期選抜(こうきせんばつ)で合格者(ごうかくしゃ)が募集定員(ぼしゅうていいん)に満たなかった(みたなかった)学校(がっこう)・学科(がっか)で再募集(さいぼしゅう)を行います(おこないます)。
*「調査書(ちょうさしょ)」と「面接(めんせつ)」「作文(さくぶん)」「学力検査(がくりょくけんさ)(3教科(きょうか))」などで選抜(せんばつ)します。
 
(4)通信制選抜(つうしんせいせんばつ) 3月下旬(がつげじゅん)
*書類選考(しょるいせんこう)のみです。
 
※静岡中央高校定時制(しずおかちゅうおうこうこうていじせい)(単位制(たんいせい))は、8月末(がつすえ)に秋季(しゅうき)の募集枠(ぼしゅう)があります。
 試験(しけん)の日程(にってい)、各高校(かくこうこう)の選抜方法(せんばつほうほう)、募集人数(ぼしゅうにんずう)などは、中学校(ちゅうがっこう)にある「公立高校(こうりつこうこう)をめざすあなたへ」という資料(しりょう)にくわしく書かれて(かかれて)います。
 
※1 外国人(がいこくじん)の生徒選抜(せいとせんばつ)について
選抜実施校(せんばつじっしこう):裾野高校(すそのこうこう)、庵原高校(いはらこうこう)、小笠高校(おがさこうこう)、新居高校(あらいこうこう)
人数(にんずう):数名(すうめい)(2004年(ねん)は7人(にん)応募(おうぼ)して4人(にん)合格(ごうかく)、2003年(ねん)は11人(にん)応募(おうぼ)して7人(にん)合格(ごうかく))
対象生徒(たいしょうせいと):外国籍(がいこくせき)で、2002年(ねん)4月(がつ)以降(いこう)に日本(にほん)に来て(きて)保護者(ほごしゃ)と一緒(いっしょ)に住んでいる(すんでいる)人(ひと)
実施日(じっしび):前期選抜(ぜんきせんばつ)と同じ日(おなじひ)(前期選抜(ぜんきせんばつ)と併願(へいがん)はできません)
選抜方法(せんばつほうほう):(1)調査書(ちょうさしょ)、(2)日本語能力(にほんごのうりょく)と学校生活等(がっこうせいかつなど)への適応(てきおう)に関する(かんする)所見(しょけん)(中学校長(ちゅうがっこうちょう)が提出(ていしゅつ))、(3)日本語基礎力検査(にほんごきそりょくけんさ)、(4)面接(めんせつ)







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