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沖ノ鳥島で観察した生物について
(株)テトラ テトラ総合技術研究所 研究員 柴田 早苗
 
1.はじめに
 今回の調査の目的は、沖ノ鳥島に州島をつくるために、島内の生物の現状を把握することであった。
 3月28日、29日の2日間、サンゴを中心に潜水観察をおこなった。1988年に行われた調査の際の測線、L-4とL-6(下図)に沿って被度調査をした。ここではサンゴ以外の生物も含め、高い頻度で観察した生物について写真記録に収めたものを中心に紹介する。現在調査結果を解析中であるので、今後の解析結果と異なる可能性があり、ご容赦願いたい。
 この調査には前回の調査に参加された大森信博士、茅根博士が参加できず、急遽参加させていただくことになった。この場を借りて貴重な視察の機会を与えてくださった日本財団、大森先生に厚く御礼申し上げる。
 
 
2.観察した生物
(1)サンゴ
 主にハマサンゴ、ノウサンゴ、キクメイシ、ハナヤサイ、ミドリイシを観察した。ミドリイシはコリンボース型群体が多く見られた。
 
ハマサンゴ、ノウサンゴ
 
 







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