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1997/05/16 毎日新聞夕刊
96年高額納税者番付(その6)競輪・競馬・競艇──競艇で初の2億円選手
 
◆競輪・競馬・競艇
 競艇の植木通彦選手が初の1位。年末の賞金王決定戦競走で優勝するなどの活躍で、計2億1568万円の賞金を獲得し、公営競技界で初めての「2億円選手」になった。腰を浮かせたまま高速で転回する「モンキーターン」が得意技。豪快なレース運びでファンの人気も高い。「競艇のイメージアップのために努力したい」と植木選手。
 競輪界ではアトランタ五輪銅メダルの十文字選手が16位に初登場し、神山雄一郎、吉岡稔真の両スター選手に続いた。競馬界は、最多の159勝を挙げた武豊騎手が横山典弘、岡部幸雄両騎手を抑えた。3人は国税当局から申告漏れを指摘され、申告方法を変えたこともあり申告所得が伸びた。
 
  【競輪・競馬・競艇】 所得税額 推定所得
1 (4)植木通彦(競艇選手) 8,174 17,600
2 (1)神山雄一郎(競輪選手) 7,655 16,500
3 (11)武豊(騎手) 7,583 16,400
4 (5)横山典弘(騎手) 7,557 16,300
5 (6)岡部幸雄(騎手) 6,239 13,700
6 (10)吉岡稔真(競輪選手) 5,771 12,800
7 (―)上瀧和則(競艇選手) 5,662 12,500
8 (―)松井繁(競艇選手) 5,603 12,400
9 (16)藤田伸二(騎手) 4,651 10,500
10 (14)蛯名正義(騎手) 4,642 10,500
11 (12)柴田善臣(騎手) 4,061 9,300
12 (15)河内洋(騎手) 4,054 9,300
13 (8)安岐真人(競艇選手) 3,990 9,200
14 (―)四位洋文(騎手) 3,943 9,100
15 (7)中道善博(競艇選手) 3,896 9,000
16 (―)十文字貴信(競輪選手) 3,782 8,800
17 (―)熊沢重文(騎手) 3,641 8,500
18 (―)林貢(競艇選手) 3,556 8,300
19 (―)高山秀則(競艇選手) 3,492 8,200
20 (―)佐藤哲三(騎手) 3,419 8,100
【注】 表の数字は1996年分の所得税額と推定所得(課税対象所得、単位は万円)カッコ内数字は昨年の順位。(―)は21番以下。国会議員の所得は株や土地の譲渡が入るため推計していない。
 
 
 
 
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