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2004/10/25 朝日新聞朝刊
「3連単」馬券登場 「大穴狙い」盛り上げる(ニュースがわかる)
秋の競馬シーズンが真っ盛りだ。24日の菊花賞はデルタブルースの優勝で終わり、31日には天皇賞・秋がある。今秋、導入された新種馬券「3連単」が盛り上がりに拍車をかけているようだ。
日本中央競馬会(JRA)が9種類目の馬券として9月11日から全国発売を始めた。好評で10月17日にあったG1レースの秋華賞(しゅうかしょう)の売り上げでは172億円のうち3連単は56億円に上り、シェアは32.7%で9種類の馬券の首位だ。
正式には「馬番号3連勝単式」と呼ばれるこの馬券は、1着から3着までの馬番号を着順通りに当てるもの。現在は第9レースから最終第12レースまでの後半4レースで発売されているが、将来は全レースでの発売を視野に入れている。
3連単は組み合わせの数が多いため、的中させるのは非常に難しい。中央競馬のレースの出走可能頭数は最大18頭。1着から3着までの3頭を着順に関係なく当てる「3連複」だと816通りなのに比べ、3連単では4896通りになる。
9日の京都競馬第12競走で、馬券100円に対し、3連単最高の153万6820円の配当が出た。レースは15頭立て。的中馬券は2730通りの1578番人気だった。
中央競馬が導入したことで注目を集めている3連単だが、公営ギャンブルの中では導入が遅かった。最初は競艇で、00年10月、大阪・住之江競艇で始まった。6艇で争われる競艇で3連単は「一発大穴」を狙うファンにとっては魅力あるものと受け入れられた。01年11月に競輪、02年2月にオートレースが採用した。
競馬では地方・浦和(埼玉)が02年4月にスタートさせたのが最初で、現在では全国24カ所の地方競馬のうち11カ所で発売中。02年8月には大井で975万2820円もの日本競馬史上最高額配当を記録した。
公営ギャンブルはいずれも売り上げが落ちており、新種券導入への期待は大きい。米国や英国では指定の6レースのすべての勝ち馬を予想する馬券や、1着から4着までを着順通りに予想する4連単などもある。
ただし、導入にはコンピュータープログラムの書き換えや新しい発券機の購入など設備投資が必要だ。
(有吉正徳)
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