戸田競艇組合(管理者・斎藤純忠戸田市長)が管理、運営する戸田モーターボート競走場の昭和63年度の売上金の決算が、1日までにまとまった。それによると、同組合と同競走場でレースを主催している県都市競艇組合(管理者・市川宗貞飯能市長)がそれぞれ開催した競艇総発売額は1563億3900余万円と昭和29年に初レースが開かれて以来、最高の数字を記録した。また、両組合合わせた1人当たりの購買額も過去最高だった前年度を14%上回る5万8103円と、大口化している。未曽有(みぞう)の好況を背景に競馬、オートレースと並び公営ギャンブルの大衆化がボートにも一層反映した決算となった。
戸田ボート競走場は昭和49年以来、戸田競艇組合と県都市競艇組合の2組合で年間180日競艇を開催している。同年度に総発売額を6億2000余万円にし、以後飛躍的に発売額を伸ばしてきた。
発売額からレース中のフライングなどによる無効レースの発売金の返却分を引いたものが「売上金」。昨年度の売上額は戸田競艇組合分が839億4514万円、県都市競艇組合分が705億7671万円といずれも対前年度比で10%以上の高い伸び率。全国24のボート競走場では住之江(大阪府)、平和島(東京都)に次ぐ第3位の売り上げ実績だ。
一方、入場人員数では昭和55年度の331万8000余人をピークに減少傾向にあり、昨年度は265万9400人と対前年度比で3%ダウン。「昭和60年の埼京線の開通で一時増加傾向にあったものの、場外購入の普及で客足は微減傾向」(戸田競艇組合)という。
しかし、1人当たりの購買金額はここに来て大口化。戸田競艇組合分に限ってみても、1人当たりの購買額(1日平均)は、58年度に4万4470円と当時、開設以来最高を記録したものの、円高不況期の61年度までは4万5000円前後を低迷、個人の「射幸投資額」は横ばい状態が続いた。ところが、62年度には一挙に5万3000円台にはね上がり、63年度には6万1081円と大幅な伸び。
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