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祝辞
 
社団法人 全国モーターボート競走会連合会会長
山 幸夫
 
 
 全国モーターボート競走施行者協議会が、本年創立50周年を迎えられるにあたりまして心よりお祝いを申し上げます。
 競艇は昭和27年の初開催以来50余年、幾多の苦難を乗り越え、諸先輩方のたゆまぬご努力により発展し、今日では多くのお客様に愛される健全なレジャーとして広く一般社会に定着しております。
 貴会は、施行者相互の連絡調整機関として設立されて以来、各施行者間に共通した問題の処理に当たられるとともに関係団体と密接な協調を図られ、競艇事業の健全なる発展に多大な貢献を果たしてこられましたことに対しまして、深甚なる敬意を表する次第であります。
 ご承知のとおり競艇の収益金は、永年、大きく地方財政に寄与するとともに、国内はもとより広く世界の社会福祉などに活用され、高い評価をいただいております。
 しかし、現在の業界を取り巻く情勢は厳しく、売上は平成3年度をピークに減少傾向が続いております。このような危機的な状況を打破するため、各地の競艇場におきましては、運営の合理化、従事員の処遇見直し、投票の機械化促進などによるコスト削減が進められております。また、「お客様あっての競艇」という創業当初よりの基本理念のもと、ナイターレース開催の拡大、場間場外発売の拡大、前売専用場外や小規模場外をはじめとするボートピアの設置、電話投票による利便性の向上など、多様化するお客様のニーズにお応えするように各種施策の推進に積極的に取り組んでいるところでございます。
 競艇業界は、今日に至るまで幾多の試練を克服してまいりました。私たちは、全関係者が一枚岩になってこの難局を乗り越え、世界に誇れる競艇事業を次の世代へ伝えていかなければなりません。
 そのために貴会に期待される役割は、今後ますます重要なものになるであろうと存じます。
 最後に、競艇事業の発展とともに全国モーターボート競走施行者協議会のさらなるご隆盛を祈念いたしましてお祝いの言葉といたします。
 
祝辞
 
日本財団会長
曽野 綾子
 
 
 全国モーターボート競走施行者協議会が創立50周年を迎えられ、ここに「全施協50周年記念誌」を刊行されますことは、真に意義深く心よりお祝いを申し上げます。
 競艇事業は、昭和27年に大村競艇場において初の開催が行われて以来50余年の歴史を積み重ね、今日では多くのお客様に親しまれる健全レジャーとして広く社会に定着いたしました。
 この間に、競艇の収益金が、地方財政に大きく寄与してきたことはもちろんですが、当財団では、その一部を交付金としてお預かりし、この財源により、これまでに海洋船舶、公益・福祉、ボランティア支援および海外協力援助のそれぞれの事業分野で活動を展開してまいりました。
 その結果、競艇の収益金による各種事業の有益性は、国内はもとより、世界的にも高く評価されるまでに至りました。
 これもひとえに、全国の施行者の皆様のご支援、ご協力の賜であり、深く感謝の意を表したいと存じます。
 現在、競艇業界を取り巻く情勢は、依然として厳しく、このような時代に先人が残された足跡を改めて振り返ることは、現代の私たちがこれからの競艇事業を考え、実践していくために、大変重要なことだと思います。
 今では日本中のお客様が競艇場やボートピアで、あるいは電話投票やインターネットで舟券を購入し、その結果に一喜一憂しながら競艇を楽しめるようになりました。これは50年前には考えられなかったことです。
 これだけ便利になった競艇ですから、まだまだ発展する余地が十分あると思います。また、そのためには、当財団も積極的に協力させていただきたいと願っております。
 どうか貴会をはじめとして全関係者が一丸となってこの難局を乗り越え、競艇事業の再飛躍をお図り下さるようお祈りいたします。
 最後に、全国モーターボート競走施行者協議会の一層のご隆盛と役職員の皆様のご健勝とご多幸を祈念いたしましてお祝いの言葉といたします。
 
祝辞
 
社団法人 日本モーターボート選手会会長
黒明 良光
 
 
 全国モーターボート競走施行者協議会の設立50周年にあたり、一言お祝いを申し上げます。
 モーターボート競走は昭和26年に各種船舶関係事業の振興、その他体育事業等公益の増進を目的とする事業の振興に資するとともに、地方財政の改善を図るために「モーターボート競走法」が制定され、翌27年4月6日に大村競艇場で初開催される中、貴協議会は施行者が抱えている共通の諸問題について連絡調整機関として同年12月16日に発足され、その後同29年9月に東京に事務所を開設されて以来、本年で50周年を迎えられました。
 今日のモーターボート競走事業は、ファンの皆様の温かいご支援とご支持をはじめ、監督官庁であります国土交通省の適切なご指導のもと、国民の大衆レジャーとして広く社会に定着してまいりました。これは、業界関係者のご努力によるところではありますが、貴協議会の役職員の方々が、施行者相互間はもちろん、関係各省庁との密接な連絡調整など先見性のある会務運営を遂行されてきた賜であり、そのご努力に対し深甚なる敬意を表する次第です。
 業界では、ここ十数年来、売上の長期低迷に対し“いつでも どこでも おもしろい競艇”の実現に向けて、発売日数・時間の拡大、商圏の拡大、ファンサービスの向上、レースの魅力向上、さらには、運営の合理化等、種々の施策を推進しております。その中心的重要な役割を貴協議会が担っていることは、周知のとおりです。
 我々選手会に対しては、選手処遇面や共済事業に、貴協議会をはじめ施行者の皆様の深いご理解とご支援を賜っており、選手が安心してレースに臨める環境を提供していただいていることに対しましては、その使命感と責任の重大さを痛感するものであります。
 今後とも我々選手は、より一層の技量を磨き、魅力あるレースを展開し、ファンの皆様に夢と感動を与える迫力あるエキサイティングなレースを提供することが、貴協議会をはじめ施行者の方々の期待に応えることと確信しております。
 最後に、全国モーターボート競走施行者協議会のますますのご発展と役職員の皆様方のご健康、ご多幸を祈念いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。
 
祝辞
 
全国競艇施設所有者協議会会長
小高 幹雄
 
 
 全国モーターボート競走施行者協議会が、ここに創立50周年を迎え、なお一層のご発展を期して「全施協50周年記念誌」を発刊されますことは、誠に意義深く心からお慶び申し上げます。
 貴会は、モーターボート競走法に基づく競走の公正かつ円滑な実施を確保するとともに地方財政の健全化に寄与することを目的として結成され、以来事務局を開設されて50年の歴史を築き上げてこられました。
 この半世紀にも及ぶ長い歳月の中、関係諸官庁をはじめ業界関係諸団体との密接な協調を図られ、また施行者間の連絡調整はもとよりモーターボート競走業界に共通する諸問題の解決に対してご尽力いただきましたことを心より御礼申し上げる次第でございます。
 昨今の厳しい経済情勢のもと、競艇事業による売上が低迷を続ける中においても、この状況を打開するべく、モーターボート競走の施行および経営に関する調査・研究、啓蒙宣伝を積極的に推進され、業界の中心的役割を果たされている貴会に対しまして、あらためて深い敬意を表するものであります。
 また、私ども全国競艇施設所有者協議会に対しましても、長年にわたるご支援とご理解を賜りましたことに深甚なる謝意を表するとともに、当会といたしましても、今後も貴会と歩調を合わせ業界伸展の一助となるべく努力してまいる所存でございます。
 50周年という記念すべき節目を迎えられた貴会におかれましては、業界を取り巻く依然として厳しい情勢に対しましても、英知を結集され斯界発展に一層のお力添えをお願いし、ご期待申し上げる次第でございます。
 最後に全国モーターボート競走施行者協議会の一層のご発展と役職員の皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、お祝いのごあいさつといたします。







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