皇太子さまと小和田雅子さんの「結婚の儀」が六月九日と近づいているなか、今の皇室に親しみを持っている人が六七%で、これまでの本社調査で最高となっている。また、七割近くの人が皇室関係のニュースに興味を持っていることが、朝日新聞社が四月二十五、二十六の両日に行った全国世論調査で明らかになった。
皇室に「親しみを持っている」と答えた人は、現在の天皇のご結婚直前に行った五九年二月調査の六〇%が、これまでの最高だった。以後の調査では、四、五割台で推移し、昭和から平成に変わったばかりの八九年一月調査は、親近感が五四%。今回はこれを大幅に上回って六七%になった。
特に男性五八%に対し女性七五%と女性の高さが際立っている。八九年調査では、女性でも二、三十代の親近感は五割以下だったが、今回はこの年代でも六八、九%に上昇した。同世代の男性が相変わらず五割を切っているのと対照的だ。
皇室に関係あるニュースへの関心度も増した。皇室のニュースに「興味を持っている」人は六七%で“ミッチーブーム”に沸いた五九年二月調査の「興味を持っている」五八%を上回った。
皇室関係のニュースの報道量については、「いま程度でよい」が六六%を占めた。一方、「多すぎる」も二九%あった。「多すぎる」と答えた人の大半は「テレビの特集やワイドショー番組」が過剰と指摘している。
皇室のニュースや話題で関心のあることを六つの選択肢から選んでもらうと、「結婚の儀や即位の礼など、大きな儀式」が二八%でトップ。これに「天皇、皇族の日常の生活」二二%、「天皇、皇族の外国訪問」一五%が続いた。新聞の皇室報道で、特別な敬称や、敬語を使うことについては、それぞれ七割以上の人が「使った方がよい」と答え、「使う必要はない」はいずれも一割台だった。
全国約九千三百万人の有権者から三千人の対象者を選び、四月二十五、二十六の両日、学生調査員が個別に面接調査した。有効回答者数は二千三百十二人。有効回答率は七七%。回答者の内訳は男性四七%、女性五三%。この調査は、内閣・政党支持率調査(四月二十八日付朝刊既報)、政治改革関連調査(五月三日付朝刊既報)と同時に実施した。
※ この記事は、著者と発行元の許諾を得て転載したものです。著者と発行元に無断で複製、翻案、送信、頒布するなど、著者と発行元の著作権を侵害する一切の行為は禁止されています。