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ホスピスとは
 ホスピスは癌による疼痛をはじめ様様な症状で苦しんでいる患者さんの症状を和らげ、患者さんを含めご家族の苦しみや悩みに対してもケアにあたるところです。
 
ホスピスの中庭
 
チームによるホスピス・ケアの実践
 ピースハウスでは癌による疼痛などの不快な症状を和らげ患者さんとその家族に対する精神的、社会的、宗教的な力ウンセリングを行っています。
 ときには、自宅での患者さんの看護に疲れた家族のために短期間患者さんをお預かりすることがあります。
 
ナース・ステーションから病室を望む
 
ピースハウス完成の経緯
 財団が長年にわたり建設の夢をもち募金をつづけた結果、この主旨に賛同された方々から寄せられた約6億円の寄付を基に神奈川県および日本船舶振興会からの援助を頂いて設立された本邦初の独立型ホスピスです。
 また、ピース・ハウスはオーストラリアのパース市にあるコテージ・ホスピスと姉妹ホスピスの関係にあります。
 
ラウンジでのティータイム
 
ピースハウスの特徴は
 自然の風が感じられるようにどの部屋にも大きな窓があり、病室からベッドや車イスのままテラスや庭に出ることが出来ます。直接外気に触れ、花壇やみどりの芝生の美しい庭で自然を味わって頂けるようになっています。また、面談室やゆったりとした食堂やテラス、2つのラウンジがあり、家族のいろいろな記念日にパーティや団らんのひとときを過ごしていただいたり、人と人の温かい出会いの場となっています。
 音楽療法のためにボディ・ソニック社の設計による最新のオーディオ機器の設備があります。その他、お見舞いに来られた家族や縁者の方が泊まれる家族部屋も用意されています。
 丸いドームの天井の松本記念ホールでは、小さな音楽会を催したりお昼の時間など患者さんがスタッフやボランティアと一緒に讃美歌を歌う唄声が聞こえます。またここからは美しい富士山が一望できます。
 
入院を希望される場合は
 まず入院相談のため来院して頂きます。入院相談は予約制ですので、ソーシャルワーカー宛に御電話下さい。入院相談の際は、主治医からの診療情報提供書を御用意下さい。診療情報提供書をもとに、ホスピス・ケアが患者さんの状況に適切かどうかを検討いたします。入院日については、後日こちらから連絡いたします。
 
入院の費用は
 入院費は基本的には健康保険が適用されます。ただし、個室のなかには室料の差額をお支払いいただくものがあります。
 
ピースハウスの規模は
 敷地面積 約5,790m2、建築面積 約3,100m2、地下1階、地上2階の建物で22病床あります。
 
病床内訳 個室・・・12室、2床室・・・1室、4床室・・・2室
 
1階の見取り図
 







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