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なぜ、多剤併用なのか?
 
・オピオイドは万能薬ではない
 
・NSAIDsは末梢でPG(プロスタグランジン)を減少させ、疼痛の闘値をさげる。
炎症物質を減少させる。
膜の伸展痛、表層や浮腫の痛みを緩和させる
・アセトアミノフェンは中枢のPGを減少させる
抗炎症作用はない
 
・鎮痛補助薬は、神経の痛みを緩和する
 
それぞれ鎮痛の役割をもっており、多剤併用することでよりよい疼痛緩和を目指す。
 
 
オピオイドの等力価となる換算表(1)
薬剤 経口 坐薬 皮下注
モルヒネ 30mg 20mg 15mg
リン酸コデイン 300mg - -
オキシコドン 15〜20mg - -
レペタン - 0.6mg 0.5mg
フェンタニル注 - - 0.15mg
 
投与経路別投与量換算の目安
 
経口  坐薬  皮下注  静注  硬膜外
1 : 2/3 : 1/2 : 1/3 : 1/10〜1/20
 
オピオイドの等力価となる換算表(2)
デュロテップパッチ 経口モルヒネ(量/日)
2.5mg 90mg ±45mg
5mg 90mg×2 ±45mg
7.5mg 90mg×3 ±45mg
10mg 90mg×4 ±45mg
 







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