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日本財団助成事業
○平成15年度シンポジウム
自閉症・アスペルガー症候群の理解のために
主催:社団法人 日本自閉症協会
後援:厚生労働省・文部科学省・長崎県・長崎県教育委員会
長崎会場
◆開催趣旨
 昨年7月に発生した長崎男児殺害事件での被害者のご家族や関係の方々にもたらした深い悲しみと怒りは、私たちが容易に想像することのできるようなものでは到底ありません。社会にも大きな衝撃を与えました。報道は犯人の12歳の少年がアスペルガー症候群だと伝えました。そして報道を目にした同様の障害のある本人と家族の多くは、同時にまた違った立場で悲しみ、苦しみ、そして大きな不安に包まれました。
 アスペルガー症候群と犯罪の直接的な関連を立証したものはありません。むしろ彼ら特有の社会性の障害のために、自身が犯罪被害者になりやすいという実態があるほどです。この不幸で悲しい事件は、アスペルガー症候群の人たちへの社会的な支援体制の未整備を、関係者をはじめ社会一般に明らかにするきっかけともなりました。
 私たち日本自閉症協会は、このアスペルガー症候群の人たちを正しく理解し、彼らの健やかな成長と、地域での共に安全で充実した暮らしを実現するために、本人とその家族にどのような支えが必要なのかを今改めて考えることが重要だと考えました。医療、心理、教育、福祉、メディア、法律など、分野を超えてそれぞれの立場からの発言をいただき、ご参加いただくみなさま方と共に考えたいと思います。
 
日にち:2004年3月27日(土)
時間:13:00〜16:30(開場12:30)
会場:長崎県総合福祉センター(浦上駅)
 
○講演 山崎晃資(東海大学教育研究所)
○シンポジウム
司会 岡田稔久(日本自閉症協会熊本県支部)
岩永竜一郎(長崎大学)
川崎千里(佐世保市こども発達センター)
服巻智子(それいゆ)
辻井正次(中京大学)
福田年之(朝日新聞厚生文化事業団)
 
●お申し込み方法:
 Eメール、FAX、はがきのいずれかに必要事項[(1)お名前(ふりがな)、(2)郵便番号・ご住所、(3)電話番号、(4)長崎会場]をご記入の上、下記までお送り下さい。
 
【お申し込み・お問い合わせ】
〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2-2-8
日本自閉症協会
「自閉症シンポジウム長崎」係
TEL 03-3232-6478
FAX 03-5273-8438
E-mail: asj@mub.biglobe.ne.jp
 
プログラム
3月27日(土)
12:30 受付開始
13:00〜 講演 山崎晃資
「自閉症・アスペルガー症候群の理解のために」
14:00〜 休憩
14:15〜 シンポジウム
「支援システムを考える」
16:30 終了
 
■会場案内図
 
 
 
 
 
 







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