5. クラブ員募集方法
父親が手伝ってくれる。母親は日焼け等の問題からか、あまり活動には協力してもらえない。クラブOBの父兄の協力あり。
保護者の運営組織 なし。保護者の協力はあるものの組織化はされていない。
体系的な組織図はなく、定期的な総会もない。
財団配備 |
クラブ保有 |
OPディンギー |
17艇 |
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4艇 |
カヌー |
5艇 |
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艇 |
ペアカヌー |
艇 |
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艇 |
ローボート |
2艇 |
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艇 |
12F |
1艇 |
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艇 |
420 |
4艇 |
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艇 |
セールボード |
3艇 |
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5艇 |
救助艇(ゴム・FRP) |
2艇 |
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1艇 |
ミニホッパー |
艇 |
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3艇 |
シーホッパー |
艇 |
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7艇 |
レーザー |
艇 |
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6艇 |
ナクラ(カタマランヨット) |
艇 |
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1艇 |
パワーボート |
艇 |
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1艇 |
クルーザー |
艇 |
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1艇 |
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津屋崎小学校、福岡水産高校と正課クラブを通じた交流あり
昭和60年に建設したミニ艇庫の老朽化が激しく、天井部の腐食による雨漏り、左側シャッターの腐食による故障の修理に苦慮している。ライフジャケットの消耗も激しく、数が足らない状況である。
代表である占部氏が多忙(ジュニアヨット等のボランティア※1やスイミングクラブの業務※2)であるため、スイミングクラブ会員から入会の希望が出ているが、それに答えられないなど、新規クラブ員の募集ができない。
津屋崎クラブの活動は、占部氏に頼る部分が非常に多く、そのためクラブの組織化(総会や父兄会、スポーツ少年団の登録等)ができずにいる。このことが全ての原因ではないと思うが、占部氏の跡を引き継ぐ指導者が現れていないように見える。
成功例
津屋崎小学校の正課クラブとしてヨットクラブを設立(平成元年から)でき、平成13年からは、場所を県立福岡水産高校に場所を移し、正課クラブの指導を高校生が手伝う(レスキュー)までに育てている。
占部氏自身も、平成6年に福岡県立水産高等学校にマリン授業が発足した際、ヨットの講師としてヨットの授業を持ち、地元小学校はもとより高校にまで人脈を広げている。
占部氏は、海外ではヨットレースに家族で参加しており、奥さん達はお茶やカードを楽しみ、子供達はOPで遊んでいる場面をたびたび目にしたが、日本では、マリンスポーツは男の遊びという認識があるように以前から感じていた。そのため家族で楽しめるよう、クラブハウスを整備した。クラブハウスを整備したため、父兄が気軽につどえる場所ができ、クラブ活動後、ゆっくりと談話を楽しめる等活動に幅が広がったようである。また、そのクラブハウスを利用し、ダイビングショップが活動水面を利用し、ダイビングスクールを開催するようになり、海洋クラブの活動にスノーケルを導入する事ができるようになった。
失敗例
これといった失敗例はないようである。
今後は、スノーケルを活動に取り入れていきたい。また、海洋センター受け入れを積極的に進めたい(BGコンパスを活用)。
占部氏は、海水プール(温水)を経営しているが、海水が人体に及ぼす影響を解明したい意向が強い。自分自身も幼少期は虚弱体質であったのが、海で泳ぐようになり、体質改善、体力向上につながったことと、鼻炎アレルギーの症状も通常感じさせないぐらい軽い。福間スイミングクラブに通っている人の多くは同じような体験をしており、実際アトピー性皮膚炎に苦しむ人や、色々なアレルギー症状に苦しむ人も海水プールで泳ぐ事により症状が改善されているという。一般的にタラソテラピーとしてその効果がある程度認められている海水が人体に与える影響を、さらに解明し、海が人々にとってかけがえのないものであるということを、多くの人に知ってもらいたいという希望があり、BG財団が、海水が人体に与える影響についての調査、研究に協力してもらいたいと要望している。
希望プログラム
その他
海の不思議について、海水と人体との関係に関するものに興味がある。
備考
津屋崎海洋クラブは、活動報告書、活動計画書、昨年業務改革室で行ったアンケート調査においても、活動が活発かつクラブ員も多いように見受けられた。また、代表の占部氏自身も、OP協会の副会長やジュニアヨット連盟の理事を務めるなどしているため、今回の水に賢い子どもを育む年間型活動プログラムの調査クラブとして選定し、調査を行った。調査の結果、占部氏の公私にわたる活動には目を見張るものがあるが、海洋クラブ自体の活動は、子どものクラブ員が3名と低迷しているように見受けられた。今後、水に賢い子どもを育む年間型活動プログラム導入を前提に考えるならば、海洋クラブの組織化とマネジメント、占部氏の後継者育成を視野に入れた建て直しをする必要があると思われる。
出張者
事業部 海洋企画課 課長 中村 宏
事業部 指導者養成課 課員 東條 剛之
文責 東條 剛之
※1 ヨット関係の会合出席や、地元小学校の正課クラブの指導など
※2 津屋崎小学校と神興小学校では、昨年までは福岡教育大学の学生が指導者として、水泳を指導していたが、今年度からテスト期間の都合でできなくなってしまい、急遽福間スイミグクラブで受け入れることとなった(小学校には水泳指導者がいない)。
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