小笠原のクジラやイルカ
小笠原の海ではこれまでに20種類以上のクジラやイルカが確認されています。中でもよく見られるザトウクジラ、ミナミハンドウイルカ、ハシナガイルカ、マッコウクジラはホエールウォッチングの対象になっていて、私たちにその雄姿(ゆうし)を見せてくれます。
ザトウクジラ
ザトウクジラは世界中の海に住んでいるクジラですが、冬から春にかけては小笠原のような暖かな(あたたかな)海域の島や大陸の沿岸で出産、子育て、交尾(こうび)といった繁殖(はんしょく)活動をおこないます。春先にはその年に生まれた子クジラを連れたザトウクジラの群れ(むれ)に出会うことができます。
なお、この繁殖期間中、大人のクジラたちは基本的にエサは食べません。エサは夏から秋にかけてもっと寒い海域の海に移動して食べています。小笠原群島の沿岸には12月から5月上旬にかけてザトウクジラがやってきますが、ウォッチングには海がおだやかでクジラの数が多い2月から4月が適して(てきして)います。
ザトウクジラ
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