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 本協議会においては、「クルーズ」を外航クルーズのみに限らず、内航クルーズ及び旅客定期航路に就航している旅客船を利用した観光・周遊についても「クルーズ」として捉え、こうした利点、可能性を生かした、九州地域の諸都市、港湾、観光地の有機的な連携を図り、クルーズ関係者が一体となって、クルーズ振興策の検討・協議・企画を行うことにより、地域振興に寄与して参りたいとするものであります。
 
記念講演会
 
 
 設立総会におきましては、協議会会長に九州旅客鉄道(株)会長で(社)九州・山口経済連合会副会長の田中浩二氏、副会長に近畿日本ツーリスト(株)九州営業本部カンパニー本部長で(社)日本旅行業協会九州支部長の荒川雄次氏並びに(株)ジェネック社長で(社)九州海事広報協会会長の荒木敦氏のお三方に就任して頂きました。
 設立総会に引き続き、大阪府立大学大学院池田良穂教授により「九州振興の新たな戦略クルーズ振興」と題した記念講演会を開催しました。
 会員を対象とした講演会でしたが、クルーズに対する正しい認識をさらに深めることができたものと思います。今後このような機会を一般市民むけに実施することにより、クルーズ人口の着実な増加が図られていくものと考えております。
 このあと懇親会を開催し会員相互の親睦・連携を図るとともに、商船三井客船(株)のご協力により実現した、クルーズ客船「にっぽん丸」(21903G/T)の船内見学会をおこない、九州クルーズ振興協議会設立にかかるイベントを滞りなく終了しました。
 
にっぽん丸
 
クルーズ客船のポスター展示会
 
 関係者のみなさまのご協力に対し、この場をお借りして感謝を申し上げます。
 また12月2日から12月8日までの間、「海峡ドラマシップ」2階の市民交流ギャラリーにおいて「ポスターで見るわが国客船史」と題し、戦前から戦後にかけ活躍したわが国クルーズ客船のポスター展示会を開催し、大勢の市民の皆様にご来場して頂くことができました。
 来年7月には福岡市において「海フェスタ」が開催されます。「九州クルーズ振興協議会」では本格的なクルーズデビューのチャンス到来と捉え、皆様に親しまれるクルーズイベントを企画中です。
 さて、表題の「『クルーズ』って何ですか?」の質問ですが、みなさまはどのような答をお考えでしょうか。私は「船を利用することによる心身のリフレッシュ」と考えましたが。
 
九州運輸局海事振興部調整官
深松守治
 







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