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(4)現状のバス停で、追加してほしい情報
 
バス停での表示で追加してほしい情報はありますか
 
最も追加してほしい情報
全ての行き先のバス停の名前の掲示(10人)
バスの路線図の掲示(7人)
バスの遅れ時間の表示(2人)
行き先までの料金の表示(1人)
 
3)全体的な評価
「共通時刻表」のデザイン
・時刻表の共通化については、方面別に時刻を統一したことに対して、利用者から一定の評価が得られた。
・時刻表そのもののサイズが大きくなったために、結果として、バス時刻を見る際に、時間帯表示(横軸)と方面表示(縦軸)とが離れたことが、見にくいという評価につながった。
・上記の問題を解決するために、時刻表の横軸と縦軸を逆にすることも含め、まだ改善の余地がある。
 
バス停の問題
・便数が多いバス停では、時刻表の文字を大きくすると表のサイズも大きくなり、結果として、貼りだしスペースに余裕がなくなるケースが少なからず存在した。
・見やすい時刻表を掲載するためには、バス停そのもののデザインの改善が必要。
 
インターネットでの情報提供
・機能が限定されていたこともあり、利用者は必ずしも多くはなかった。
・使った人からは、概ね好意的な意見(実験全体について)が得られた。
 
実施上の課題
・バス停貼りだし時刻表については、方面を統一することはそれほど難しくないが、さらに事業者も統一(同一の紙に印刷)することは現実的に困難であった。これについては、電子情報での提供(インターネット等)の際に対応できることが重要である。
 
3. 4 来年度取り組み予定
(1)データ標準委員会(中国運輸局)の状況
・バス時刻のデータ整備と、インターネットでのバス時刻提供実験
 バス時刻データの整備が、一部事業者を除き今年度末で終了。年度末より、ホームページ・携帯電話からの時刻表提供を開始する予定(都市圏内:バス/新交通/広島電鉄電車)
・実証実験の内容(参考)
時刻(乗車地点・下車地点を入力)の検索機能:路線(系統)ごとに表示
料金、乗換経路(乗換1回まで)を表示。
時刻表プリントアウト機能(事業者向け)あり
→ここでの時刻表デザインには、本会提案のものは使用せず(時刻タテ型を採用)。ただしこのデザインは本格実施時の最終形ではない。
 
(2)今後の本会活動の基本的な方向性
・望ましい時刻表デザイン(タテかヨコか? 文字サイズ・フォント等)について、会として結論を出す。
・データ標準委員会と緊密に連携して活動を進める(データの活用、実験の広報、評価 等)。
・具体的な活動としては、整備された時刻表データの利用を前提に、時刻表デザイン・時刻表提供方法などについて提案を行うことを主たる活動とする。特に、表示デザイン(縦型・横型)、表示方法(同一方面バスの集約表示の方法)の提案を行うために必要な活動を重点的に行う。
・データ標準委員会がその実証実験の評価を行うに際して、本会が緊密に連携をとっていく。共同して評価を行うことも積極的に検討する。
・今年度行ったような社会実験(バス停掲示実験)については、バス事業者の意向をうかがいながら、必要性を検討する。
・来年度の実施体制(メンバー)については、変更の必要性もふくめ今後検討することとする。
 
 
添付資料
資料1
バス停の時刻表に関して、ご意見をお聞かせ下さい
 
資料2
使いやすいバス時刻表提供実験 バス共通時刻表
(拡大画面:172KB)







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