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4 試験結果
 内部洗浄装置(ケーシング内部)及びスキマーのホッパー内に水を投入してスキマーを運転したところ、接続部からの漏れは認められなかったが、内部洗浄装置上部の循環ホース接続口のパイプが振動を起こしていたため、装置上部にステンレス鋼製の板を貼り付けて補強した。
 板で補強した後は振動は止まり、運転状態は良好となった。
 
VI-2-2-2 内部洗浄効果確認試験
1 試験条件
(1)試験場所 株式会社カネヤス屋外施設
(2)天候 晴
(3)風向・風速 西北西の風 風速4m/s
(4)外気温 8.5℃
2 使用資機材
(1)FOILEX TDS200スキマー(重油及びムース化油の回収試験後3週間経過後の汚れた状態)
(2)内部洗浄装置
(3)灯油約60l
3 試験方法
(1)内部洗浄装置をスキマー本体に取り付け、ケーシング上部から洗浄用の灯油をスキマーのホッパー下部付近(約60l)まで投入し、スキマーを運転した。
(2)運転を開始して5分経過後にスキマーの運転を停止し、内部洗浄装置を取り外してホッパー内部及びスキマーの洗浄状況を目視で調査を行った。
4 試験結果
 5分間の運転後スキマーを停止し、内部洗浄用装置を取り外してホッパー内部及びスキマーの洗浄状況を目視で調査を行った結果、洗浄前のホッパー内部及びスキマーの汚れはほとんどなくなり、十分な洗浄効果があることが分かった。
 また、洗浄用の灯油が黒く汚れ、回収した容器の底部には油の小さな塊や砂等の夾雑物が散見された。
 内部洗浄効果確認実験の状況を写真VI-2.6〜10abに示す。
 
写真VI-2.6 灯油(洗油)の投入の状況
 
写真VI-2.7 スキマー内部の状況
 
写真VI-2.8a 洗浄前(上面)
 
写真VI-2.8b 洗浄後(上面)







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