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国際海事情報シリーズ76 タイ国におけるフェリー網整備に関する調査

 事業名 造船関連海外情報収集及び海外業務協力事業
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


9. 実施スケジュール
 本事業の実施スケジュールを添付のとおり示す。
本事業計画では、次頁に示すように2つの異なる実施スケジュールを提示している。
 
ケース1: RO-RO船を民間の借款スキーム、又はJBICの事業金融制度により調達する場合。この場合事業実施期間は48ヶ月で、2004年から開始され2007年に完了する。
 
 この場合、特にJBICの事業金融制度を適用する場合は日本の企業と共同企業体の結成が本制度金融の前提条件となる為、船舶の建造契約時期、船舶の運航開始時期等は運行の為の共同企業体の結成時期により変動する。
 
ケース2: RO-RO船を政府開発援助(ODA)事業としてJBICガイドラインに沿って調達する場合。この場合事業実施期間は60ヶ月で、2004年から開始され2008年に完了する。
 
 本ODAの手続きは両国政府間(タイ政府及び日本政府)の交換公文(E/N)の形で正式な合意が必要であり、続いて全てのRO-RO船調達の準備作業の前に借款協定(L/A)の取り決めが必要である。
 
図9-1: ケース1(タイ国 モーダルシフト振興事業実施スケジュール)
(拡大画面:82KB)
 
図9-2: ケース2(タイ国 モーダルシフト振興事業実施スケジュール)
(拡大画面:61KB)
 
10. 運航・維持計画
10-1 運航・維持計画概要
 本RO-RO船は運輸通信省の責任の下に調達される。
 造船所からタイへの引渡し後、本船は本船の運航・維持を行うタイ海運公社へ移管される。本船は通常バンコク籍として登録され、バンコクを母港とし既定の予定航路に近隣のタイ港湾局(PAT)の支援を得つつ就航する。
 各船は毎年約30日間乾ドック入り及び岸壁修理を行う予定である。乾ドック工事は地元の造船所で行い、機材及び設備の維持はタイ海運公社又は地元造船所で行う。
 タイ政府は船舶の乗員確保、調達支援、人員の訓練及び船舶の運航・維持に必要な予算の確保に必要な諸手配を行う。
 RO-RO船の運航航路及び投入される種類は下記のとおり。
 
航路 RO-RO船の隻数 RO-RO船のサイズ
バンサファン〜バンコク 3 2,000DWT
スラータニー〜バンコク 4 2,000DWT
ソンクラー〜バンコク 4 4,000DWT
バンサファン〜東部海岸地域 1 1,000DWT
スラータニー〜東部海岸地域 1 1,000DWT
ソンクラー〜東部海岸地域 1 1,000DWT
 
10-1-1 要員の訓練
 RO-RO船の円滑な運航を確保し、船を常に良い状態に保つ為にタイ海運公社の幾人かの主要な要員を適切な訓練プログラムの下で訓練する必要が有る。
 本訓練プログラムは下記の訓練シナリオを含む。
 
(1)RO-RO船運航の為の訓練
 本訓練プログラムは本船に搭乗する船舶職員が機器及び設備の取扱い及び航海に慣れる事を目的とする。
 本訓練プログラムは本船を建造する造船所で習熟訓練を実施し、海運会社にて乗船訓練を行うものとする。
 訓練生の人数と訓練期間は下記のとおり。
 
訓練候補 人数 期間
船長 3 30日
上級甲板職員 3 30日
上級機関職員 3 30日
 
(2)RO-RO貨物取扱い訓練
 本訓練プログラムは本船に搭乗する乗組員がロールオン・ロールオフによる貨物の取扱いに慣れることを目的とする。
 本訓練プログラムはRO-RO船による貨物取扱いを現在実施している港及び海運会社及び乗船にて訓練を行うものとする。
 訓練生の人数と訓練期間は下記のとおり。
 
訓練侯補 人数 期間
上級甲板職員 3 14日
下級甲板職員 6 14日
 
(3)機械及び設備の維持のための訓練
 本訓練プログラムは本船に搭乗する船舶職員及び乗組員が船舶の搭載される機械及び設備の維持について慣れることを目的とする。
 本訓練プログラムは本船を建造する造船所及び機械の製造者において実施するものとする。
 訓練生の人数と訓練期間は下記のとおり。
 
訓練候補 人数 期間
上級機関職員 5 30日
電気技師 5 30日







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