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循環資源・リサイクル製品の海上輸送の促進に関する調査  報告書

 事業名 循環資源・リサイクル製品の海上輸送の促進に関する調査
 団体名 九州運輸振興センター  


3.2 北九州市への新たな循環資源輸送ニーズ
(1)関東、九州離島の排出業者から北九州市への新たな循環資源輸送ニーズ
 関東、九州離島の排出業者に対して行ったアンケート調査等から、新たに北九州市へ循環資源を輸送するニーズについては以下の点が明らかになった。
 
・関東、九州離島の排出業者には、循環資源を北九州市でリサイクルすることに関心を示した企業が新たに9社あった。
・品目としては、関東からは木くず、建設混合廃棄物、廃プラスチック、廃木材、廃水、廃油、ペットボトルがあげられた。九州離島からは、使用済蛍光管、建設混合廃棄物、使用済自動車、廃木材があげられた。
・希望輸送機関では、関東の排出業者はほとんどの品目について「その他船舶」による海上輸送に関心を持っているが、廃プラスチック、廃木材の一部について「鉄道」による輸送に関心を持っている。
 また、九州離島の排出業者は、いずれの品目についても「その他船舶」による海上輸送に関心を持っている。
 
表−3.5 
関東、九州離島の排出業者(産業廃棄物中間処理業者)から北九州市への新たな循環資源輸送ニーズ
収集圏 品名 希望輸送機関 北九州市への
輸送可能量(トン)
関東 木くず その他船舶 40,000
建設混合廃棄物 その他船舶 3,480
廃プラスチック その他船舶 1,900
その他船舶又は鉄道 500
鉄道 10,000
廃木材 その他船舶 150
鉄道 1,000
廃水 その他船舶 1,700
廃油 その他船舶 1,500
ペットボトル その他船舶 100
九州離島 使用済蛍光管 その他船舶 15
建設混合廃棄物 その他船舶 1,000
使用済自動車 その他船舶 1,500(台)
廃木材 その他船舶 1,500
資料:関東、九州離島の排出業者へのアンケート結果より作成。
 
(2)北九州市へ海上輸送・鉄道輸送を行うための条件
 (1)の回答企業が、北九州市へ循環資源を海上輸送、鉄道輸送するための条件をまとめると、以下のようになる。
 
(1)北九州市においてリサイクルするための条件
a 関東、九州離島より安価で適正なリサイクル
・関東等の大都市では、周辺住民との合意形成が難しい、土地が高く用地確保が難しい、人件費が高い等の理由から、安価で適正なリサイクルを行う産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)が多くないとされている。
・九州離島では、破砕などの比較的単純な処理を行えるものの、高度なリサイクルを行うことができる産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)はいない場合が多い。
・北九州市には、北九州エコタウンを始め、多くの産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)がおり、様々な循環資源のリサイクルが可能である。
・例えば、千葉県の廃油を排出している排出業者(表−3.1参照)は、高度な技術を持ち、適正なリサイクルが可能であることから、北九州市の産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)へリサイクルを依頼している。
・このように、関東、九州離島等の排出地では、安価で適正なリサイクルが可能である循環資源については、北九州市におけるリサイクルが可能である。
 
表−3.6 
関東、九州離島より安価で適正であれば北九州市でのリサイクルが見込まれる事例
北九州市において
リサイクルするための条件
事例
関東より安価で適正なリサイクルが可能 ・木くず(東京都)
・建設混合廃棄物(東京都、神奈川県)
・廃水(千葉県)
・廃油(千葉県)
・廃プラスチック(東京都、神奈川県、埼玉県)
・廃木材(神奈川県)
・ペットボトル(神奈川県)
九州離島より安価で適正なリサイクルが可能 ・建設混合廃棄物(長崎県離島)
・使用済蛍光管(長崎県離島)
・廃木材(長崎県離島)
資料:各企業への問い合わせより作成。
 
b 北九州市において適正な処理を行う産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)の把握
・関東の排出業者は、北九州市におけるリサイクル状況を把握していない場合が多く、適正なリサイクルを行う企業の情報を求めている。
・信用できる業者であれば、すぐにでも受入量などの条件の確認、見積依頼を行いたいと考えている企業が少なからずある。
 
(2)海上輸送を行うための条件
a 信用できる海上輸送業者の把握
・関東、九州離島の排出業者は、船舶を利用した大量輸送により輸送コストを下げることを検討している。
・産業廃棄物収集運搬業者による不法投棄が問題となっている中、信用できる産業廃棄物収集運搬業者を知ることは大変重要な条件となっている。
・信用できる産業廃棄物収集運搬業者がわかれば、すぐにでも見積を依頼したいと考えている企業も少なからずある。
 
b 他の輸送機関より低コストの輸送
 海上輸送を行うためには、他の輸送機関よりも安価なことが、最も重要な条件となる。
 
c 港湾等におけるストックヤードの確保
 今までトラックで輸送していた企業の中には、自社内のストックヤードがあまり広くない場合もあり、港湾にストックヤードを確保できる産業廃棄物収集運搬業者へ依頼したいと考えている企業がある。
 
d リサイクル施設に近接した岸壁(公共)の利用
・北九州港での循環資源取扱が困難であることから、他港を利用することを考えている企業がある。
・この場合、北九州市内でのリサイクルを検討していたが、他港から北九州市までの陸上輸送コストが嵩むことから、他港に近い産業廃棄物中間処理業者(リサイクル業者)を利用することになる。
・北九州港において循環資源を取り扱う環境を整えることは、海上輸送量を増やすだけでなく、北九州市への循環資源の輸送量を増やし、リサイクル産業を活性化することにもつながる。
 
(3)鉄道輸送を行うための条件
a 他の輸送機関より低コストの輸送
・関東の排出業者は、鉄道を利用した大量輸送により輸送コストを下げることを検討している。
・鉄道の場合、日本貨物鉄道(株)に信用があるため、利用しやすいと考えている企業がある。
 
(3)関東、九州離島から北九州市への循環資源の輸送ニーズの事例
 アンケート調査、ヒアリング調査より把握された関東、九州離島から北九州への循環資源輸送の具体的なニーズを以下の様に整理した。
 
表−3.7 関東、九州離島から北九州市への循環資源の輸送ニーズ(1)
(拡大画面:18KB)
資料:アンケート調査結果及び各企業への問い合わせより作成。
 
表−3.8 関東、九州離島から北九州市への循環資源の輸送ニーズ(2)
(拡大画面:20KB)
資料:アンケート調査結果及び各企業への問い合わせより作成。







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