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Annex F
(informative)
 
 アプリケーションアクティビティモデル(AAM)は、スコープとこのプロトクルに定義されている情報要件を理解する手助けになる。そのモデルは、複数のアクティビティ図からなり、アクテイビティダイヤグラムとアクテイビティとそのデータを定義する。
 
 次の語彙がアクティビティモデルに用いられる。アスリックが付与されている語彙は本アプリケーションプロトコルには含まれないものである。本Annexにおける定義は、本文での定義にとって変わることはない。AAMは、オーナやアーキテクト、技術者及び施工業者も含めて、プラント空間構成を利用する立場から表現されている。
 
 全ての最終設計結果が性能上満足されることを吟味し、その為に必要となる変更を見出す。
 
 サイト計画、詳細機器仕様、電気計装ダイアグラム、およびP&ID図などプラントの実際の条件を規定するもの。
 これらの図書は、官庁の書類や安全基準に合致する必要があり、しばしば建設に廻されている図書に対して、簡単な訂正や修正がある。
 
 ハイレベル計画書、調整書、および設計や建設の予定表など。オーソライズされた計画書は、資金、要員、そのたの資源に関して記述されている。
 これらは、内部的に使われる図書であって、時折ホワイトペーパと呼ばれる。
 
 ソフトウエアとハードウエア及びツールであってプロセスプラントの生涯におけるアクテイビティにて使用されるものである。
 
 自然の或いは人工的な法律がある種のアクテイビティに、プロセスプラントの生涯で、もたらすもの。
 これらの法律には、運転規則や米国連邦政府によって確立されたガイドラインも含まれる。それらには、職業安全衛生管理機構(OSHA)や環境保護団体(EPA)、食物薬品管理機構(FDA)などがある。
 
 営業的な提案で、装置設備、供給品あるいはサービスなどの供給者によってもたらされるもの。
 
 設計基準、ユニット運転、プロセスの燃料または薬品などに基づいて算出される計算で、プラント運転費用を最適化する為に化学特性に応じて算出される。
 
 資本や費用計画の資金のオーソライズ。
 
 データの利用者によって、元のあるいは現行のものの誤りや推奨や他の新たな改善要求に応じて改善するために要求されるもの。
注1 要求は、レビューや解析、あるいは承認によって発生する。変更要求は、費用とスケジュールに影響する。
注2 変更要求は、供給品やプロセス、プラント、要領並びに設計基準に対して行われる。
注3 変更要求は、建設と運転の双方を対象になる。
 
 データの利用者によって、元のあるいは現行の設計の誤りや推奨や他の新たな改善要求に応じて改善するために要求されるもの。
 
 データの利用者によって、元のあるいは現行のプラント設計の誤りや推奨や他の新たな改善要求に応じて改善するために要求されるもの。
 
 データの利用者によって、元のあるいは現行の要領の誤りや推奨や他の新たな改善要求に応じて改善するために要求されるもの。
 
 データの利用者によって、元のあるいは現行のサプライヤリストの誤りや推奨や他の新たな改善要求に応じて改善するために要求されるもの。
 
 プロセスエンジニアによって設計期間中に、必要とされる化学データ。
注−このデータには次のものが含まれる、しかしどれとは限らない。
- boiling point;
- critical pressure;
- critical temperature;
- density;
- enthalpy;
- entropy;
- flash point;
- heat of vapourization
- melting point;
- molecular weight;
- specific heat;
- thermal conductivity;
- viscosity.
 
 広く認識され、許容されていて、かつ時折法的にも扱われているルールでプラントの生涯で適用されるもの。これらのルールは、設計、据付、運転など安全に関する生涯のアクテイビティに適用される。コードは、共通認識のドキュメントであり、仕様書であって、しばしば法的な要求事項のサブセットである。
 ANSI 31.xシリーズのコード
 設定された設計基準データは、コード利用、つまり如何にコードが適用されるのかを示してくれる。(ANSI 31.3では、特定の設計基準シリーズでは、短時間であれば過圧力を許容している。)
 
 完成したプラントの機能試験のことで、実運用に先立って、最終操作と保守要領を展開し、プラント運転の最終的な承認を得る。
 
 手順が操作できると証明されたプラント
 
 プラントとコミュニケイトするのに必要な段階的なスタートアップのアクション。
 
 会社の運営上の制約をもたらす管理上の判断で、開発の方向性を決めるもの、あるいは現場判断以外の決定をもたらすもの。政策と方針の統合で、会社の運営を支配するもの。
 
 プラントの最終設計が規定された安全及び法的な枠組みに合致する事の確認。
 
 計画と建設資料を使って、物理的なプラントを建設したり改修したりする過程。配置図や必要な材料は、物理的な配置を行うのに使われ、必要な材料を調達する。プラント建設計画は、材料スケジュール、重量機器スケジュール、労務スケジュール、及び環境条件(天候などの)によって決まる。仮設材料(足場など)は、必要に応じて調達される。管理機構からの要求や発注主からの要求は、プラントの計画や建設、更に最終試験や運転の認可の為に、使われる。その結果、プロジェクト管理で決められていて承認されたドキュメントに基づく試験に適合する。
 
 実際のドキュメントで、プラントの建設に関して、利用される方針と標準を与えるもの。
例:この仕様には、詳細建設図面、プラント配置図、機器リスト、アイソメモデル、配管及び計装ダイアグラム、プロジェクトの建設期間の仕様、及び仮承認、受入、及び承認並びに試験要領などを含む。
 
 全ての情報でプロセスプラントの建設に関係するもの。
例:ドキュメント類で、工事レポート、機器保証書、据付機器の名板、操作マニュアル、試験要領、現場変更要領、ニットやモジュール、プラントなどの工事写真。
 
 方法の記述で、プラントやプラントアイテムの建設や工事に関するもの。
 
 建設のアクテイビティと能力で、プラント建設に用いる。
 
 計画を準備して、計画に適合している事をチェックし、正しいアクションを取る。
 
 要求と方針であって、操作要領や安全基準に則ったもので、プラントをモニタし制御するメカニズムとシステムによる。
 
 要領、ガイダンス、仕様などで、プラントプロゼクトの実施に当たって使われるもので、会社で標準化されているもの。 会社の標準には特定のプロジェクトに限ったものではないが、(多分少しカスタマイズされて)いろんなプロジェクトで採用される。会社の標準は、長い時間をかけて、標準や推奨、あるいは最善の方法として確立される。
標準の類には、安全、設計及び保全が含まれる。
 
 プラントが閉鎖され、解体される間のアクテイビティと新規プラントに使われるか管理機能の規定にそって返却されるサイト。有毒物質や危険物の廃棄並びにそれらを埋め立てた穴や方法は記録され承認された方法とガイドラインにそって保管されなければならない。
 
 プラントを閉鎖するのに必要なアクテイビティの計画とその実行。







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