日本財団 図書館


会員のページ
<会員紹介>
第1回 日本工営株式会社
設立年月日 昭和21年6月7日
資本金 73億93百万円(平成15年3月現在)
代表者名 和田 勝義
本社所在地 東京都千代田区麹町5丁目4番地
 
「時を越え、国を越え、知と技術が息づく」
 
 日本工営は、1946(昭和21)年6月の創業以来、わが国トップの総合技術コンサルタントとして、国内および海外の開発途上国において国づくりのお手伝いをしてまいりました。半世紀以上にわたる歴史と国内外における多くの事業実績は、当社の経営理念である「誠意をもってことにあたり、技術を軸に社会に貢献する」姿勢とともに、日本や海外各国の政府、国際機関、民間企業などから高い評価をいただいております。
 21世紀に入り、全世界の社会・経済環境が大きく変化しています。多くの開発途上国が貧困、環境破壊、紛争などの厳しい現実に直面しており、運輸交通、食糧、水資源、エネルギー開発などの問題が山積しています。これらの課題に適切に対処するためには、高度で多種多彩な技術と最新の専門知識に加え、それらを融合して最適な解決策を導く総合力が必要です。当社は、グループでおよそ700名の「技術士」をはじめとする各分野の専門家をそろえており、あらゆる種類のプロジェクトに対し、技術的諸問題の解決にあたっています。
 当社は、JTCA発足当初から会員企業として、主に港湾・空港分野を軸に活動を続けて参りましたが、平成13年10月に鉄道技術部を発足させ、鉄道・都市交通分野の活動を大幅に強化したことにより、総合的な運輸交通プロジェクトの形成が行えるようになりました。当社は鉄道・都市交通分野を戦略分野の目玉として、今後より一層活動を充実させていく所存ですので、どうぞよろしくお願い致します。
 最後に、当社の社名に使われている「工営」は、技術を意味する「工」とマネジメントを意味する「営」の二文字が組み合わされています。この社名にもあるように、当社は総合技術コンサルタントとして、常に信頼のおける高い技術力で世界各地の大型案件に対し、計画から設計、施工段階のプロジェクト全般にわたって管理してまいりました。私たちは、先人たちが遺した英知を携えながら、これからも次世代を見つめた技術力と総合マネジメント能力で、私たちに課せられた社会的責任を遂行してまいります。
 
平成15年7月に竣工した新麹町オフィスビル全景
 
(編集部より)
 当誌「海外運輸」では、1991年第58号より2001年第135号までの10年間にわたって会員の皆様方を紹介する「会員のページ」を掲載して参りました。この間、紹介させて戴いた会員数は34会員となっております。
 その後は今日まで掲載を休止しておりましたが、この間、会員の入退会もあり、新しい会員の皆様方も増えて参りました。そこでこの度、当協会が創立30周年を迎えるに当たり発刊する30周年記念新年特集号から、改めて「会員のページ」を再開致すことになりました。
 日頃より、当協会の事業に対し深いご理解とご支援を賜っております会員の皆さま方を逐次ご紹介させて戴きたいと思います。会員の皆さま方にあっては、積極的に皆さま方のPRのため、当ページを活用して戴きたいと存じます。是非とも、皆さま方のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 
<国土交通省(運輸)関係>
1. 国土交通省関係専門家派遣状況
氏名(所属) プロジェクト名 派遣国 出国日 帰国日
【JICA長期】        
粟国 良美 (航空局) 航空保安設備の維持運営 ラオス 15.8.22 17.8.21
増田 茂樹 (航空局) 航空行政 フィリピン 15.12.1 17.11.30
大河内克朗 (海上保安庁) 海上保安行政 15.12.17 17.12.16
石崎 進 観光プロモーション シリア 15.12.3 17.12.2
【JICA短期】        
上原 昭記
((社)海外鉄道技術協力協会)
鉄道マスタープラン実施計画支援 モンゴル 15.10.31 15.12.26
生田 重美 (同上) 同上 15.10.31 15.12.26
松林 康正 (同上) 同上 15.11.22 15.12.26
立川 公也 (同上) 同上 15.11.28 15.12.26
小林 弘明 (東京商船大学) シミュレータ教育 ベトナム 15.9.28 15.10.11
小山 影次 (JR東日本) 高速鉄道システム保守・管理 中国 16.1.7 16.1.20
貴志 俊英 (同上) 同上 16.1.7 16.1.20
尋田 伸幸 (同上) 同上 16.1.7 16.1.20
松本 良浩 (海上保安庁) 測地系2 フィリピン 16.1.19 16.2.14
小杉 正一 (航空局) 新CNS/ATM整備教育支援 16.1.20 16.2.13
春田 収 (同上) 同上 16.1.20 16.2.13
小梅虎師朗 (同上) 同上 16.1.20 16.2.13
中川 一郎 (テラ株式会社) 最新維持システム2 16.1.12 16.1.31
井手口哲生 (日本航空) 観光促進 マケドニア 16.1.25 16.4.23
【JICA調査団】        
藤田 佳久 (港湾局) 全国港湾開発戦略調査 オマーン 15.12.11 15.12.25
角野 隆
(国土技術政策総合研究所)
同上 15.12.11 15.12.25
中島 義全 (港湾局) 同上 15.12.11 15.12.25
高橋 俊晴 (鉄道局) 国鉄民営化調査団員派遣協力依頼 ポーランド 15.11.30 15.12.6
井ノ口 寛 (航空局) 航空分野長期政策調査団員派遣協力依頼 インドネシア 15.12.17 15.12.24
竹内 正伸 (同上) 同上 15.12.17 15.12.24
小倉 重雄
((財)日本海運振興会)
国内航海運・海事産業振興
マスタープラン(第2年次)
16.1.11 16.1.17
西田 浩之
(独法人・海上技術安全研究所)
同上 16.1.11 16.1.17
中川 貴統 (海事局) 同上 16.1.11 16.1.17
 
<寄稿>
途上国版“例の店”(4)
「BELLA NAPOLI」(バンコク)
バンコク在住JICA専門家 長谷川 武
 スクンビット通りから入ること70m、ソイ31にあるBELLA NAPOLIは、その味と量で人気のイタリア料理店だ。国際都市バンコクは、伝統的なタイ宮廷料理、海鮮中華、イサーン料理といった地元の料理だけでなく、日本、フレンチ、イタリアン、インド等まさに万国の料理を味わえることが出来るが、タイ料理の甘、辛、酸に疲れた時、この店のピザを無性に食べたくなる。
 本格的な釜で焼き上げられるピザは、もちろん自家製の生地に香り豊かなトマトソース、それに比較的淡白なモッツアレラチーズを基本に、アンチョビ、地元タイ産の海鮮、本場のパルマハムといった食材で彩られる。50秒程であろうか、瞬く間に焼き上がるピザは薄くパリッと香り高く、熱々のままテーブルに運ばれる。
 お気に入りはアンチョビのピザ、それにパルマハムのピザ。少々塩味の効いたこれらのピザにタバスコを一振り、熱々を口に頬張るや否やLISON-PRAMAGGIORE CHAROODONNAY 2001を流し込む。少々甘めで、しっかりと、香り豊かなワインとの相性は至福の時を与え、バンコクにいることを忘れさせるとともに深酒へと誘い込む。
 スパゲッティも美味い。魚介類のトマトソース、きのこのクリームソース等が取手付きの土鍋に入れられピザ生地の蓋で覆われ参上する。蓋を切り開くや否や広がる香りは、これ又食を進めさせる。皿に盛り放題の前菜は、小エビやいかのマリネ、なす、ピーマンの炒め物等、日替わりで10種類程用意され楽しみである。結局毎回、前菜、ピザ、スパゲッティ、ピザと注文してしまい、未だデザートに辿り着いたことが無い。
 一軒家を改造した店は服装を気にさせるような敷居の高さはなく、店内の内装も華美でなく気取らず落ち着ける。イタリア人オーナー、タイ人スタッフの気さくな雰囲気に誘われて連日様々な人種で盛況である。バンコクには格調高いイタリア料理店も数多くあるが、味、値段、雰囲気等総合点で第1位としたい。







日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION