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<協会だより>
1. 「政策説明会」等の開催について
(1)第2回政策説明会開催
 7月、好評のうちに始まった第1回政策説明会に続き、8月20日、14時からレストラン立山において、第2回政策説明会が開催されました。テーマは、国土交通省総合政策局国際業務課、国際協力政策企画官竹田聡氏による「イラク復興支援の考えかたについて」。
 前回同様、また、イラクにおいて前日現地の国連事務所で爆弾テロがあったばかりの状況のなかでのホットな課題について、約30名の参加者は熱心にメモをとったり、講演に聞き入っていました。次回は9月24日を予定しています(テーマ:「日ASEAN交通連携会合について」)。
 
講演中の竹田国際協力政策企画官
 
(2)第1回国際協力講演会開催
 会員各位への情報提供活動の一環として、国際協力に関する最新のテーマ又は当協会が実施した調査研究結果を報告するための「国際協力講演会」(第1回)が9月5日、14時から虎ノ門パストラル新館において開催されました。
 今回は「日ASEAN交通連携」に係る会合・協議が開催され、また今後も開催が予定されているおりに、「ASEAN地域の最新物流事情について「−陸・海・空の輸送手段を駆使して−」というテーマで、当協会が昨年度国土交通省から受託した「総合物流体系整備協力調査事業(ASEAN各国の物流事情調査)」結果の報告に加えて、最新のASEAN地域の物流事情について日本通運株式会社東京国際輸送支店顧問の浅海茂氏にご講演いただきました。
 浅海氏は国際物流を長期間専門的に手がけられ、当調査事業の作業委員会の委員長に就任していただき、調査団長としてASEAN各国の現地調査にも参加していただいた国際物流の専門家です。
 
熱心に聞き入る参加者
 
 日ASEANの交通連携強化に対する関心の高さから、会員企業の方々、国土交通省の関係者等40名以上の参加者がありました。
 次回は、当協会創立30周年記念の講演会として「国際協力講演会」を11月11日に開催する予定であり、東京大学工学部教授 森地茂氏をお招きして「開発途上国における都市交通問題の現状と課題」というテーマで基調講演を、また、当協会担当者による調査研究発表を予定しています。
 
多数の出席者の中開催された講演会
 
(3)第4回運輸国際協力セミナー開催
 国際協力銀行(JBIC)プロジェクト開発部長の種田博氏をお招きして、今年度第4回の「運輸国際協力セミナー」が開催され、円借款の実施方針と運輸分野のコンサルタント活用方策を中心にご講演をいただきました。
 講演では、まず、ODAをめぐる世界と日本の動きについて、また、改正されたODA大綱についての分かりやすい解説の後、JBICの円借款についてのこれまでの経緯・実績と今後の見込みを含む運輸プロジェクトの展望やこれからの案件形成の考え方等について、ご自身のお考えを中心にして1時間以上にわたってお話をしていただき、その後約30分間、質疑応答が行われました。
 特に、海外業務を手がけているコンサルタントにとって関心の高い運輸プロジェクトの今後の展望については、忌憚のない意見交換が行われました。
 会場には、40名以上の会員企業の関係者、国土交通省の関係者等にご参加いただき、盛況のうちに終了しました。
日時:平成15年9月11日(木)16:30〜18:15
場所:レストラン立山「D会議室」
テーマ:「JBIC円借款の実施方針と運輸分野におけるコンサルタントの活用について」
講師:JBICプロジェクト開発部長
種田 博氏
 
お話しいただいたJBIC種田部長
 
満員のセミナー会場







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