・リマ市はスペインの征服者たちにより1535年に創設されたが、当初、わずか115ブロックで構成されていた。その中心にマイヨール・スクエア（今日の「マイヨール広場」）がある。港町カリャオは、リマ市と同時に誕生した。

・リマ市とカリャオ市の統合は、1779年に完成したリマ−カリャオ・ハイウエイのような連絡道路や、1851年の鉄道（南米で最初の鉄道）によって確固たるものとなった。

・1868年、リマ市の拡張が始まり、市を囲んでいた塀が取り除かれた。

・1878年、リマ市はダウンタウンと新しく隣接する町との間で馬力の軌道車を導入した。

・1904年、路面電車が導入され、次第に全市で馬力の軌道車に代わって使用されるようになった。

・1962年、路面電車が廃止され、バス交通が増えはじめ全市で使用されるようになった。

・1940年から、主に国内の人口移動で、リマ市は急速に発展しはじめ、人々は市の周辺の乾燥地や耕作地を占有しはじめた。この成長プロセスは今でも続いており、人口密度が非常に高い平坦な都市を形成している。

・市の発展で、カリャオ憲法特別市とリマ県を1つに統合することになった。

・リマ首都圏はカリャオ憲法特別市とリマ県が統合されてできたもので、リマ県の中西部に位置している。リマ県とカリャオ憲法特別市の統合は1つの都市を形成したが、政治的には統合されておらず、独立した政治体制を維持している。

・隣接する郡は北にウアラル郡、南にカニェテ郡、東にカンタ郡とHuarochiri郡、西に太平洋と接している。

　

・リマ首都圏には49の地区（カリャオの6地区とリマの43地区）がある。

・国土は一般的に平坦で平均傾斜度は4度である。平均温度は18℃で、夏季（2月）の温度は22℃、冬季（8月）は15℃である。大気の平均湿度は87.1%である。

　

・リマック川は、東から西にリマ市の中央を流れ、市を2分している。