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20 2004年の議長及び副議長の選出
 
20.1 当委員会は、手続き規則の第17規則に従って、満場一致で、2004年の議長としてAndreas Chrysostomou氏(キプロス)を、また、副議長としてGabriel Fernandez氏(パナマ)を再選出した。
 
21 その他の事項
 
21.1 当委員会は、MEPC 48が、時間不足のため、多くの文書の審議を今会期まで延期し、まずはこれらの文書を措置するよう決定したことを想起した。
 
拡大カリブ海内港湾における海洋汚染防止及び環境管理に関する
IMO/UNEPワークショップの勧告
 
21.2 当委員会は、文書MEPC 48/20に記載の、受入施設の供給及び巡航船からの汚水問題を処理することの重要性を強調している、IMO/UNEPワークショップ作成の勧告を銘記した。
 
1972年ロンドン条約の海洋投棄違反摘発に関し作成された報告手続き
 
21.3 当委員会は、文書MEPC 48/20/2については、新文書(MEPC 49/21)に取って代わられていることを銘記した。
 
Marine Eelectronic highway(海洋電子ハイウェイ)プロジェクト
 
21.4 当委員会は、東アジア海域における、地域海洋電子ハイウェイ(MEH)の開発に関するGEF/World Bank/IMOプロジェクトの開始(MEPC 48/INF.17)について銘記した。
 
国際大洋投棄協定(1972年ロンドン条約及びその1996年議定書)違反となる海洋投棄事件発見についての報告手続き
 
21.5 当委員会は、2002年の1972年ロンドン条約締約国第24回協議会が、国際大洋投棄協定、すなわち1972年ロンドン条約及びその1996年議定書の違反となる海洋投棄事件発見についての報告手続きを作成したという、文書MEPC 49/21で事務局が提供した情報を銘記した。当該報告手続き案については、MEPC 48/20/2としてMEPC 48に提出されたが、MEPC 48においては、コメントをする時間が得られなかった。
 
21.6 また、当委員会は、当該協議会が、この手続き作成時に、他の海洋報告システム、すなわちIMO決議A.851(20)に反映されている、MARPOL 73/78議定書I及びOPRC 90の下の排出の可能性の報告との重複を回避すべきことでも合意していることを銘記した。
 
21.7 また、当委員会は、当該協議会が、当該報告手続き承認時に、報告手続き履行の実践面で十分に措置されていない問題がまだ若干数の残っていることを銘記して、MEPCに対しコメントを求めることで合意していることも銘記した。当委員会は、議論の後、MEPC 49/21における当該報告手続きについては、2003年後半の使用のために、事務局により配布可能となることで合意した。
 
バルセロナ条約及びその議定書に関するモナコ公国の活動
 
21.8 当委員会は、地中海海洋環境保護のためのバルセロナ条約、議定書及び協定に関するモナコ公国の活動についての、文書MEPC 48/21/1における情報を銘記した。
 
東アジア海域のための持続可能な開発戦略
 
21.9 当委員会は、GEF/UNDP/IMO地域海計画が作成した文書MEPC 49/INF.2における、東アジア海域のための持続可能な開発戦略(SDS-SEA)に関する情報を銘記した。当該情報は、東アジア海域のための関係諸国及び他の利害関係者共通の展望を、また、2003年12月の閣僚フォーラムにおいて審議されるべき行動予定を提供している。
 
南極における連合パトロール
 
21.10 当委員会は、アルゼンチン及びチリが、文書MEPC 49/INF.3において、南極における海上安全及び環境保護の向上のための当該2ヶ国の活動に関する情報を提供したことを銘記した。
 
海洋環境認識コース
 
21.11 当委員会は、国際地球友の会(FOEI)が提出した(MEPC 49/INF.9及び MEPC 49/INF.25)、オランダ王国海洋調査協会における海洋環境認識コースに関する情報を銘記した。
 
諮問ステータス申請
 
21.12 当委員会は、第90会期理事会が、International Maritime Health Association (IMHA)の申請について、IMHAが2003年6月14日以前に最新のIMHA会員名簿を発送することを条件として、MEPC及びMSCのさらなる適格審査続行の許可を決定したことを銘記した。
 
21.13 当委員会は、IMHAからその会員名簿の最新版を受け取って、G. Fernandez氏(パナマ)を議長とした、非政府国際組織の関与管理規則に従って当該申請を検討し、プレナリーに報告を持ち帰るための諮問ステータス非公式部会を設置することを決定した。
 
21.14 当委員会は、諮問ステータスに関する非公式起案部会議長の口頭報告を審議して、IMHAに対し、4年間の暫定的諮問ステータスを与えることができることで合意した。
 
海洋環境認識
 
21.15 当委員会は、先のMEPC議長Michael Jurian氏が、MEPCにより創始された若い世代における海洋環境認識の運動を続行していることを銘記して、このような敬服すべき運動への支援を継続することで合意した。
 
謝意
 
21.16 当委員会は、事務局長にとって、今通常会期への出席が最後となることを銘記して、同氏がIMOの事務局長になって以来の、MEPC作業への海洋環境保護のための加盟国及び国際社会の要求を迅速に処理するIMOの能力を実証した一貫した強力な支援、特にMARPOL附属書VIを採択した1997年の外交会議、AFS条約を採択した2001年の外交会議、ErikaをきっかけとしたMARPOL附属書Iの改正を採択したMEPC 46、また、PrestageをきっかけとしたMARPOL附属書Iの改正基本文書で合意した今会期に対する賢明な指導に対し、深い謝意を表明した。
 
21.17 当委員会は、IMOの海洋環境部の技術プログラム職員のSaara Lintuさんにとっても今会期への出席が最後となることを銘記して、MEPCに対する言い尽くせない貢献、特にAFS条約及びPSSA事項に関連する彼女の作業に対し謝意を表明した。
 
(諸付属については、本文書への追補として発行される。)







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