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海賊問題解決の難しさ
 
・越境追跡捜査に関する地域協定が未整備。
・SUA(ローマ)条約に未加入の国が多い。
・海賊処罰のための国内法が未整備、ないし処罰が軽い。
・地域により法執行への取組みがバラツキがある。
・警備すべき海域に比して人員・装備が不足。
・国際的シンジケートが関与するハイジャック事件も発生。
・ゲリラ組織・テロ組織が関与する可能性も否定できない。
 
 
ペドラブランカ島問題
 
・シンガポール海峡の東の入り口に当たるペドラ・ブランカ島(マレー名バトゥ・プティ)に、1851年、英国東インド会社等が資金を提供しあって、ホースバーグ灯台を建設。
・維持管理は、シンガポールにあった英国海事当局、後にはシンガポールが実施。
・シンガポールのマラヤ連邦からの分離時(1965年)にマレーシアは同島に言及しなかったが、1979年に管轄権(?)を主張。
・シンガポールは、ペリポート(1989年)とレーダー(1991年)を建設。
・両国は本件を国際司法裁判所に付託することに合意(2003年)
 







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